霊界物語による浄霊 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

 

 “四十二年の一月六日に広島からO市へ電話したら、「幽霊が出て困っている人がいるから、出ないようにして貰いたい」とのことで、七日にO市分苑に行き、その事実を聞きました。

 N夫人の借家に一軒だけが一ヶ月も借家する人がいないので不思議に思っていたら、最近、借りた翌日に断りにきた人があった。

 その人の話によると、移転前に主人が一晩泊まると、押し入れから女の幽霊が出て、布団の上から押さえつけられて、一晩やすまれなかった。その話を聞いた奥さんが、白昼ひる寝に出かけると、また押し入れから幽霊が出て来て押さえつけるので、たまりかねて家を断りに来た、とのことでした。

 私はその家で霊界物語を七日間拝読されるようにおすすめしました。N夫人は、一週間その家に出かけて声高らかに物語を拝読し続けられた。ところが不思議なことに、はじめは拝読を始めると、何とも言えない不快な臭いがした。それが二日三日と拝読しているうちにその不快な臭いがなくなり、七日目には、何とも言えない気持ちの良い匂いさえかんじられた由です。そうしたらどうでしょう。まもなく実に立派な人が借家されて八月現在まで喜んで住居されていると、八月八日にN夫人から直接聞きました。

 霊界物語は神さまのお言葉そのままでありますから、声高らかに読み上げさせて頂きますと万霊を救う、と出口聖師自ら教えて頂いていましたので、私も度々体験しておりますが、N夫人の尊い体験を聞きまして、今更ながら物語が神さまからの聖言であることを痛感いたしました。

 「不幸が続くがどうしたらよいか」との質問に私は「霊界物語を拝読しなさい」とおすすめしますが、一睡もできなかった人が安眠できると感謝され、「体中いたんで仕方がない」とうったえた人から、スッカリ痛みが無くなったと感謝を頂いております。

 聖師さまが「病気など全治するのは当然である」と教えられたことを今更のように思いおこされます。”

 

    (「霊界物語のしおり」第四号 木庭次守『霊界物語の拝読で幽霊救わる』)