アメリカ、原発と地震のリスク
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<<アメリカの年間原子力発電量:7987億キロワット時>>
福島第一原子力発電所の大惨事により、原子力発電
への依存が強い世界各国は地震災害の再評価を迫ら
れている。
しかし、地震によるリスクは、原子力発電量の多い上位
10カ国でも大きく異なるようだ。
1979年のスリーマイル島原子力発電所事故以来、
アメリカ では新規の建設はストップしている。
しかし、いまだ世界最大の原発大国として他国に大差を
つける存在だ。保有する104基の原子炉の発電量は、
な電力需要の20%を賄うにすぎない。
アメ
いるため、福島第一の事故を目の当たりにしたアメ
政府がカリフォルニア州の2基の原発を不安視するのも
当然といえる。
サンクレメンテのサンオノフレ原子力発電所と、アビラビ
ーチのディアブロキャニオン原子力発電所は沿岸部の
断層近くに立地しているのだ。
ノースウェスタン大学地球惑星科学部の地震学者セス
・スタイン氏によると、北アメ
が衝突する西部は、東部と比較して地震危険度が約5倍
高いという。
同氏は、アメ
変化している最新の科学的知見を示した書籍
『Disaster Deferred』の著者。
その中で、原子炉が集中する中部および東部の一部で
も地震の危険は存在すると述べた。例えば、サウスカロ
ライナ州チャールストン、マサチューセッツ州ボストン、
ミズーリ州ニューマドリッドの付近で大規模な地震が
過去に発生している。
福島第一事故のはるか前からアメ
ーと核の規制当局や非営利の業界団体「電力中央研究
所(EPRI)」が、中央部・東部の新たな震源地の特徴を
調査していた。作業は今年後半に完了する予定だ。
なお、アメ
ない。
Photograph by Emory Kristof, National Geographic
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト![]()
フランス、原発と地震のリスク
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≪フランスの年間原子力発電量:3893億キロワット時≫
フランス南東部、ローヌ渓谷にあるクリュアス原子力
発電所。
控え目な風力タービンの向こうには2基の巨大な冷却塔
がそびえ立つ。基礎免震構造を採用した世界で2基しか
ない原発の1基で、1980年代初期に建設された。
各原子炉の基礎部分には、振動吸収性の高いクロロプ
レンゴムのパッド(厚さ数センチ)が1800枚以上設置され
ている。
同じ構造を有するもう1基は、南アフリカ、ケープ・タウン
近郊のケーベルグ原子力発電所だ。
世界第2位の原発大国フランス の原子力発電量は、
トップのアメリカ の半分に満たない。しかし依存度は最
も大きく、電力の8割以上を国内19カ所、計58基の原子
炉で生産している。
アメ
スタイン氏は、「フラ
ない。
最も活発な地域でも、地震の少ないアメ
と同程度だ」と言う。
クリュアス原発の立地場所は地震危険度の低い地域
だ。
スタイン氏によると、最も地震活動が活発なのはドイツ
との国境に沿ったライン川の峡谷付近だという。
一部は、峡谷に沿って走る断層系が原因になっている。
1977年に運転開始したフラ
原発も同地域の近くに存在する。
世界の地震危険度は、世界地震ハザード評価プログ
ラムが作成した地図が参考になる。
同プログラムは1992~1999年に活動。
各国で異なる危険度を統一基準で算出し直し、世界
地図上に見やすく表現している。
Photograph by Charles Platiau, Reuters
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト![]()
リオのキリスト、アースアワー2011
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3月26日の夜、世界各地で照明を消すイベント
「アースアワー2011」が行われた。ブラジル、
リオデジャネイロの丘に立つ「コルコバードの
キリスト像」もライトアップを停止、眼下の明るい
街と好対照をなしている。
エンパイア・ステート・ビルディング、エッフェル
塔、中国北京の紫禁城など、世界の何百という
名所で現地時間の午後8時30分に突然“停電”
が起きた。ブラジルの象徴ともいえるコルコバー
ドのキリスト像も1時間の暗闇に包まれた。
5回目を迎えた「アースアワー」は、気候変動と
の戦いやエネルギー節約を支持する気持ちの
表明として、照明や不要な電気を消すよう人々
に呼びかける運動だ。
2010年のアースアワーには128の国と地域が
参加した。運動を主催する国際NGO、世界自然
保護基金(WWF)によると、その中には89カ国の
首都、世界10大都市のうち9都市、数千の自治体、
無数の企業、そして何億もの個人が含まれると
いう。
2011年のアースアワーはさらに規模を拡大した
とみられる。「記録的な年になった」と主催者は
コメントを寄せた。
Photograph by Felipe Dana, AP



の退役記念に、









