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7月4日、太陽がいつもより少し
だけ小さく見えたとしても、けして
気のせいではない。
今年も地球が太陽から最も遠ざ
かる日がやってくる。
地球と太陽の距離が変わるのは、
地球を含むすべての太陽系惑星の
公転軌道が完全な円ではないからだ。
この現象は17世紀、ドイツ の天文学
者ヨハネス・ケプラーによって初めて
数学的に説明された。
アメリカ
、イリノイ州シカゴにある
アドラープラネタリウムの天文学者
マーク・ハマーグレン氏は、「惑星の
軌道は楕円形で、太陽は軌道の
中心からずれていることをケプラー
は突き止めた」と説明する。
楕円形の軌道を公転する惑星は、
毎年、太陽に最も近づく近日点と
最も遠ざかる遠日点を通過する。
7月4日に地球は遠日点を迎え、
太陽から1億5210万2196キロまで
遠ざかる。
近日点通過は1月3日で、
1億4959万7870キロまで接近した。
遠日点と近日点の差は平均する
と約480万キロ、つまり3%ほど違う。
その結果、太陽の見かけの大きさ
も3%ほど小さくなるが、その差は
望遠鏡でしかわからないかもしれ
ない。
「おそらく気付かない程度の違いだ
が、測定は確かに可能だ」と
ハマーグレン氏は話す。
7月4日に太陽からの距離が最大
になるのだとしたら、なぜ北半球に
暮らすわれわれは現在、うだるような
夏の暑さに襲われているのだろう?
ハマーグレン氏によると、季節を
決定するのは太陽からの距離では
なく、地軸の傾きだという。
地軸が約23.4度傾いているため、
太陽を1周する間、両極は常に異なる
方向を向いている。偶然だが、遠日
点では北極が太陽に向かって傾いて
いる。
「地軸の傾きによって、遠日点では
北半球の日照時間が長くなる。
しかも、垂直に近い角度で太陽の
光が差す。
季節による気温の違いが生まれる
わけで、それを北半球では夏と呼ん
でいるんだ」とハマーグレン氏は
述べる。
Photograph by Eric Draper, Reuters
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