【3月16日 AFP】東南極(East Antarctica)

生息する

アデリーペンギンの個体数は、これまで考えられて

いた数の倍以上だとする調査結果が15日、発表された。

 調査を行ったのは、

オーストラリア、フランス、日本の研究チーム。

今回の数字は、上空と地上の2方向からの調査やタグ

の取り付け、観察データ、繁殖時期の自動撮影の画像

などを使った調査で明らかになった。

 研究チームは、全長5000キロメートルの海岸線を対象

とし、そこに生息する個体数を590万羽と推測。

これは、これまでの予想よりも360万羽多い。

そしてこの数字を基に、世界全体の生息数を

1400万~1600万羽と推測した。

 オーストラリア南極局(AAD)

海鳥保護活動家、

ルイーズ・エマーソン(Louise Emmerson)氏によると、

以前は個体数の推測には繁殖中のつがいの数のみが

考慮されていたという。

 エマーソン氏は、「しかし東南極で行ったわれわれの

調査では、繁殖中ではないアデリーペンギンの数が、

繁殖中のペンギンの数と同程度、あるいはそれよりも

多いことが明らかになった」と述べ、「これらのペンギンは

将来の繁殖に重要で、その数を推測することによって、

個体全体が必要とする餌の量についての理解を深める

べきことが明白になった」と続けた。

 泳ぎが得意なアデリーペンギンは、南極大陸とその

周辺にある複数の小島に生息しており、沖に浮かぶ海氷

の周囲で越冬する。(c)AFP