発達障害者支援法とわたしの子育て② | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

発達障害者支援法できた2005年にチョロちゃんが生まれて、2008年に自閉症スペクトラム(当時)と診断されて、2010年に特別支援教育に関する法律が改定されて、知的な遅れがない子どもも特別支援教育の対象となりました。

 

これはどういう事か?というと、それまで特別支援学級のある小中学校の殆どが「知的障害特別支援学級」だけがあって、通級はもちろんの事、知的障害以外で困っている子どもが在籍できる特別支援学級がある学校はとても少なかったのです。

 

わたし達が住んでいる地域(校区)もそうでした。

それで、教育委員会に「自閉症…特別支援学級」の新設をお願いしました。

詳細は省きますが、申請は小学校の校長先生から出されますので、実際には小学校の校長にそれを依頼する形でした。

 

 

知的障害というのは知能指数が70以下という事になっているので、それ以上だと該当児童にはなりません。

 

その時点でのチョロちゃんのI.Qは100以上ありました。

教育委員会の担当者から、

別の検査機関(児相)で違う検査も受けて知能指数が90以下なら特別措置で校区の小学校に今ある知的障害特別支援学級に在籍許可を出します。

と言われて検査に行きました。検査の途中で明らかに90を超えるとわかった検査員が検査を中断して帰宅させてくれてました。

 

 

今になって思うと教育委員会の担当者もわかっていたのでしょうが、形式上、特別支援学級を新設するには根拠となる結果が必要だったのでしょう。

 

 

これが前の年だったら状況が少し違っていたかも知れません。

当地には名の知れた先生がいたことと、最初にも書きましがこの年(2010年)に特別支援教育に関する法律の一部が改定されて、知的な遅れがない子どもも特別支援教育を受ける対象とみなされるようになった事で、それまでにはなかった「自閉症…特別支援学級」の新設の申請がアチコチの小学校で出されて、軒並み新設されました。(他校の友達もそうだったので知っています)

 

 

この時点で当時の主治医からチョロちゃんは普通高校の受験をする子と言われていたので、就学相談の時にも高校受験を踏まえて学習保証が必要だと訴えていました。(当時5歳の年長児)

 

 

保護者がそこら辺の知識を得て就学前から動かないと、将来の高校受験の時に困るのは子どもだと知っていたから、早い時期から準備をしてきました。

 

地元では当時、特別支援学級から公立高校を受験して合格した生徒はいなかったと思います。

 

 

その少し後に、特別支援教育に特化した。という謳い文句で私立の学校ができましたが、卒後の進路は…言わずもがなでしたし、家から通学するのにはかなり不便な所にあって通学も大変で、他にもチョロちゃんにとって何一つ魅力のない学校でした。(今もありますが)

 

 

何が言いたいのか?というと、子どもが中学生になってから高校進学について考えるのでは遅いという事です。

 

 

就学時健診の時に面談した時に無礼な対応をした校長は入学前に他校へ異動となり、その年の4月からは特別支援教育の事もそれまでの前校長とのやり取りも知っている人が新しく校長になりました。

 

異動に至った経緯は知りませんが、親の方にそれなりの知識があって、それを相手に伝えられるだけの主体性があれば、

事態が変わる。という事はあると思います。

 

その後のチョロちゃんに関するアレコレを見聞きして

チョロちゃん、持ってるね!

と言われる事があります。

確かに良い出会いがあった事も事実ですが、これまですべき事をしてきたからこその今だと思います。

〜むしろ、そうしてきたからこその今という方が正しいかも〜

 

 

そう考えると発達障害者支援法から数年で診断された後にアレコレと講座に行きまくって、それなりの知識を得た事は無駄ではなかったし、あの時に色々したからこそ今のチョロちゃんの環境があるのだと言えるので、高校に合格した時はそれまでお世話になった先生方には合格の報告をしました。

 

特にチョロちゃんの中学時代もよく知っている方々からは「大丈夫!」と言われていたのですが、小学校の時にお世話になった時別支援学級の担任の先生方(5年生の時の担任以外)には、学習保証という点ではキチンと対応してくださっていたので感謝の気持ちも込めて報告しました。

そして、中学2年生の時の特別支援学級の担任だった先生にも。

 

小学校の時の担任の先生の一人から、今、担任をしているお子さんの保護者に伝えて良いか?と聞かれました。

進路の事で悩んでいるので励みになると思う。という事でしたのでどうぞと言いました。

 

自閉症に限らず「発達障害」(当時)と診断された子ども達で知的には何ら問題のない子であっても、その大変さは知能指数には依存しないので、チョロちゃんが就学する前年に特別支援教育の対象になった事は良かったと思っています。

 

勿論、就学前に全部治って普通学級からスタートできる方がベストではありますが、当時のチョロちゃんにはそれは酷な状況だったので、タイミングが合って校区の小学校に自閉症特別支援学級が新設されて良かったと思っています。

 

その後、このクラスに入学してくる子がいたので必要があったのだと思うし、新設に関して何も知らない保護者が校長や教育委員会に交渉するのは簡単な事ではないので。

 

 

今度は先日、Twitterに教室の外の小部屋に子どもを入れられた…という内容のクレームの様な事が流れてきたのですが、その事についてチョロちゃんの経験も含めて書きます。

 

 

 

凸凹育児を頑張っているお母さんへ

 

新しい一日が始まりましたラブラブ

今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう音譜