発達障害者支援法とわたしの子育て③ | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

先日、Twitterに教室の外の小部屋に子どもを入れられた…というようなクレーム(?)の話が流れてきた(偶々目にした)のですが、小学校の時の特別支援学級在籍時のチョロちゃんのことを交えて感じた事を書きます。

 

 

チョロちゃんが生まれて直ぐに睡眠障害や感覚過敏に気付いたのですが、当時はそういう言葉すら知らなかったから、

赤ちゃんなのに眠らない。

とか、

眩しがって目を開けない。

事が気になっていました。

授乳の為に授乳室に行って抱っこするチョロちゃんはいつも目を閉じていて、とても不思議でした。

 

後になって睡眠障害とか感覚過敏という言葉を知りました。

聴覚過敏は自己治療で治し、睡眠障害も親子で寝る前にベッドの上で楽しく遊んだことが功を奏した形で治りました音譜

 

この二つは就学前に治ったので良かったのですが、就学の時点で他の感覚(視覚・嗅覚・味覚・触覚他の)過敏は治っていませんでしたから、集団生活の中で刺激がたくさんあって疲れてしまうことが多々ありました。

 

 

何年生の時か正確には覚えていませんが、庁務員が変わって新しく来られた方がDIYが得意な方で、知的障害特別支援学級の児童(女の子二人)の為に、キッチンセットの様なものを作ってあげて、チョロちゃんには机に座ったその周りをグルっと囲んでくれる仕切りの箱のようなものを作ってくれました。

 

色はチョロちゃんが当時大好きだったきれいな赤い色のペンキで塗ってくれて、高さも充分あったので落ち着いて課題に取り組めるような配慮でした。

 

入学する前から教室にパーテーション(蝶番が付いていて一辺が60㎝四方程の狭い空間になった)があって、一人でクールダウンがしたい時にはそこに入って気持ちを鎮められるような配慮がありました。

 

それは狭くて椅子を一つ置いてそこに座るのがやっとの狭さで、クールダウンには丁度良い環境でした。

 

…が、特別支援学級の教室で勉強する時、先生が他の児童を指導している間、チョロちゃんが自主学習として与えられた課題をこなす時に、少し離れたところでそのパーテーションを使うことで集中して課題に取り組むことができました。

 

 

先のTwitterを読んだ時、準備されていた廊下の小部屋は形態こそ違うものの、このパーテーションや囲いと同じ目的でつくられたもので、先生(学校)は落ち着かせる目的で一人になれる場所を確保すべく準備をしたのではなかったのかな?と思いました。

 

 

感覚の過敏があって静かな環境を好む子、又、パニックや他の子とトラブルになった時など一人きりになれる場所で過ごす事で、気持ちを切り替えたり落ち着く為の避難場所としてそういう場所が必要だったりして、学校によっては段ボールで家を作ってお気に入りのグッズを入れているところもあります。

 

同じ様に考えた方もいらっしゃるでしょう。

 

隔離とか仲間外れというマイナスの要因が浮かばなかったのです。

 

大人の感覚と子どもの感覚(受け取り方は違うので)もしも、その子がいじめられた。と感じていたとしたら、逆に中途半端に知識だけ詰め込んだ学校側の早とちりで迷惑な思い込みでしょうが…。

 

 

幼い頃のチョロちゃんはパニックになった時、家であれば洗面所に逃げ込んでドアを閉め、一人きりで電気もつけずにじっと座っていました。

 

外ではバスの停留所のベンチの下に潜った事もあります(後ろが壁)。

 

 

発達障害者支援法ができてからなのか?詳細はわかりませんが、特別支援学級の担任向けに夏休み等を利用して研修を課しているところもある様ですが、その後の先生方の対応がおよそ実際とはかけ離れているケースも多々あって、一体どんな研修をしたらそんな発想になるにだろう?と疑問に思った事も少なくありませんあせる

 

〜〜には◯◯

と、まるで正解が一つだけであるかの様な短絡的な発想で伝える側も受ける側も捉えていたらそうなるでしょう。

 

それこそ実際の現場では使えないSSTですね?

 

センスのいい先生はそんな事はせずに、その子と向き合って必要な事とそうじゃない事を見極めて適切な関わり方をして子どもの成長を促してくれます。

 

ベテランだとか子どもがいるとかは関係なくです。

 

チョロちゃんを育てていなかったら知らなかった事がたくさんあります。

今はどうかわかりませんが、良くも悪くも講座をたくさん受けられる状況(環境)にあって、的外れな話も聞いたのでそれを真に受けて学校で実践するセンスのない先生も実際にいました。

 

 

学校の勉強(教えられる事)の中には社会に出て役に立たない〜むしろ害にさえなる〜事だってあります。

 

(自閉症の)子どもの中には一度覚えるとそれを信じて違う考え方に切り替えるのが大変な子もいます。

 

だから、実社会を知らないマニュアル先生が変な事を教えるとそれをマルッと信じた子の軌道修正が大変だったりします。

 

 

そういう事を親が知っておくと先手を打って事前に教えられるし、親子の信頼関係が強ければ子どもは親の言うことを信じて優先するでしょう。

 

コロナ騒動の中で見えてきた事もたくさんあります。

 

 

 

 

凸凹育児を頑張っているお母さんへ

 

新しい一日が始まりましたラブラブ

今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう音譜