就学や進学の時期が近づくと事前に学校に行って、その時の特別支援学級の担任や校長先生と面談して次年度に備えていた義務教育時代。
特に中学生になる時は、当時特別支援学級に在籍していた生徒達が全員、授業に集中できるという理由で薬を服薬していたこともあって、チョロちゃんの服薬について質問されたのを覚えています。
学校の先生は得てして自分が知っている情報が全てに当てはまる正しいものだと思いがち。
授業に集中できるようにする薬って「向精神薬」のことで、副作用があって減薬とか断薬をするにはドクターの指導の下で段階的にしなければいけない薬だということ。
又、それらの薬を処方するにはドクターや薬剤師には別の免許が必要でどこの処方箋薬局でも処方してもらえるものではない特別なものだということ。
…を知らないし、そこまで知っている先生は殆どいないと思います。
それなのに安易に服薬を勧める先生がいるという現状
今は全く行っていませんが、以前はあちこちの講座や勉強会、相談会に行っていました。
そういう時に質問の時に、
受け持っている学級の児童又は生徒(の保護者)に薬の服用をどのように促したら良いか?という様な質問をするのを何度も見ています。
先日、行われた講座で廣木道心さんが
そういう薬を子どもに飲ませる前に自分で飲んで試している親はいるか?
…と言っておられましたが、親の方もドクターが処方した薬だからと何の疑問も持たず、躊躇なく飲ませてしまうとしたら、それも怖いことです。
実際に断薬しても暫くは身体に残るということですし、完全ゼロロになるのか?疑問です。
そして学校の先生がよく口にするもう一つ事、SSTについても同様で、それが本当に良い(効果的な)のかどうかよりも、習慣的に
発達障害(まだこの言葉を使っている)の子どもにはSST。
…と必死に教え様とするのですが、それは全く的外れで、実生活では全然役に立たないことをちっともわかっていません。
学校の先生の殆どが会社に勤めるとか(大きな会社ではなくても)、学校以外の職場で働いた経験がない人が殆どでしょうから、社会性と言ってもそれは「学校」という枠組みの中だけの極限られた社会であるならば、その人が教えるソーシャルスキルとはどのようなものか?想像に難くないですね?
~~の時には〇〇します。
…なんてマニュアル通りに生活している人などいませんし、そこには
自己決定権も自由意志もありません。
一般的には…という枠組みの中の常識と言われるものは流動的なものですから、事細かく指導するよりも、もっと根底的なところを家庭でしっかりと教えていれば、後は自分で考えて決めて行動できるようになるでしょうし、失敗や間違いをしても結果は自分に返ってくるので折り合いもつけられる様になるし、次に同じ事を繰り返さない様にもなるでしょう。
逆に言えば親の方がそういう事を知っていないと
主治医に言われたから。
とか、
学校の先生から言われた。
という理由で安易に薬を飲ませてその場凌ぎに何とかしようとしたり、SSTで何とかなると思うでしょう。
薬は対症療法でしかないのでそれに頼る事が果たして本当に子どもの為なのか?よく考えたら良いでしょう。
どうしてそうなのか?
どうすればいいのか?
がわからない人を頼るよりも、知見のある治せる援助者に繋がった方が断然良いとわたしは思っています。
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
今日も一日お疲れ様でした
明日も一緒に楽しみながら頑張りましょう
おやすみなさい