まず、読んでいただきたいのが この厚生労働省のHPの一部
今日はこの中の、
○支援方法についての誤解
というところについて感じていることを書きます。
まずは、以下の引用を
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・発達障害の人の中には、本人任せにされるよりも、実は「きちんと教えて貰うこと」「きちんと止めて貰うこと」が必要な場合が多くあります。
もちろん、一律的なやり方ではダメで、その人に合ったやり方を工夫しなければなりません。
その反対に、良かれと思って一方的に有名な訓練方法を取り入れても、本人が何に困っているのかきちんと把握しないままでは、本人にとっては迷惑な話かもしれません。
・支援者の中には「自分が培ってきたノウハウが、そのまま新しく支援対象として位置づけられた発達障害者の支援にも良いはずだ」という思いこみをもってしまうことがあります。
しかし、ノウハウのどの部分が目の前にいる発達障害者に適切で、どの部分が不適当なのかあらためて点検する必要があります。
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個々の必要に適した支援をするというよりも、
発達障害の人は~~だから
…と十把一絡げにして短絡的で通り一遍な関わり方をする人達(の方)が多いと思うのです。
そういう人達は自費で講習会とか研修会とかに行く事はほとんどありません。
まぁ、行ったところで講師の側に知見がなければ10年前の内容(資料)をそのまま使う人も少なくない様なので講習会に行く事が必ずしも良い事だとは言い難いのですが
それでも本を買って読むとか、ネットで調べるとか、そういう事もしないのは、困っている子が自分の子どもではないからでしょうか?
時々ですが、若くて個々の必要をしっかり見ているやる気のある若い支援者に会うことがあります。
学生の時からボランティアでそういうところで手伝う人や、アルバイトで放デイで働く人達もいます
チョロちゃんが幼児期に通っていたところ(園)は、担任だった若い先生方も何十年も働いている先生もとても熱心で良い方ばかりでした。
個々の子どもの違いに目をとめて関わってくれていました。
仕事となると第一に安全が来るでしょうか?
事業所にもよるのでしょうが
利用者にケガをさせない。
事が大前提だし、
何でも許容する、ありのまま系が主流なのは、利用者(親の方)が未だに
「ありのまま」で「叱らない」子育てが正しいと思っているからかも知れません。
時代が変わって更に良い方法や知見のある支援者がドンドン治しているという事実よりも、有名な治せない先生や方法に頼ってしまうのは親の方に柔軟性がなく「有名」な事が何よりも信頼できること、正しいことだという思い込み(刷り込み)に他ならないのではないかな?と思うのです。
(かつての自分の黒歴史に対する自戒の念も含めて)
10年前なら、きっとわたし自身が「発達障害は治る」と言われても周りに「治った人など一人もいない」し、どの本を読んでもそんなことは書かれていないから「嘘に違いない」 と突っぱねたと思います。
だけど今は当時と全く状況が違います。
治った人がたくさんいますし、何よりも目の前の我が子が10年前とは全然違うからです。
当時は就学先を探すのに必死でした。
特別支援学校も幾つもの小学校の特別支援学級も見学に行ったし、体験入学だってさせました。
こんな風に成長するなんて誰も明確には教えてくれなかったので、
手厚い支援があって安心して過ごせる場所。
に行かせることが一番いいと信じていました。
チョロちゃんにとって何が一番良いか?
というよりは
自閉症の子にとって居心地のいい場所。
支援体制がしっかりしているところ。
に拘っていたような気がします。
だから、
本に書いてある事、講師の言うことは正しい。
と思い込んで、周りの人達と足並みを揃えて、付け焼き刃で何の根拠もない古い見解や規定を鵜呑みにしていました。
実際の子どもの成長を目の当たりした時に、親自身が自分の思考を現実のそれに合わせて柔軟にアップデイトできるかどうか?
ということが大切な要素になってきます。
有名な支援者が薦める人だから子どもを託す。
のはその子にとって本当に効果的で益になるのか?
大々的にHPで宣伝しているとか、著名(?)な講師陣を揃えたとか、かなりの高額(これなら効果がありそうと思いがち?)だったり、何かと「特別感」が漂っていて
そこに通う事がステイタス
の様にすら思えるような事業者の宣伝文句に惑わされない目を持つ事も必要だと思うのです。
わたしは、
実際に子どもをどんな風に成長させ、
治していく為の手立てを持って関わる人なのか?
を見抜ける親でありたいと思っています。
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
新しい一日が始まりました
今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう