このブログで(神経)発達障害は「治る」ということを知った。という方がいらっしゃるのは嬉しいです♪
わたしを含め、たいていの親は子どもの診断時に
「発達障害は(脳機能障害だから)治りません!」
と言われて、お先真っ暗な状態になります。
この言葉はドクターのみならず、読む本の殆どと出会う支援者、専門家等々、行く先々で言われますから親の脳内では
「治らない」
という思考がしぶとく根付いてこびりついて中々取れない汚れの様に凝り固まってしまいかねません。
かつてのわたしがそうだった様に、一度脳内にこびり付いた思考パターンを取り除いて新しい思考に更新することは決して容易な事ではありません(でした)。
今のチョロちゃんは色々な困ったことや大変だったことが治っていますが、それが一瞬に消え去った訳ではないし、少なくとも幼児期迄の育て難さといったらかなりのものだったし、小学生の時には他害もあったりして悩みの種は尽きませんでした。
だけど確実に睡眠障害、感覚過敏、パニック、多動、他害、身体の不器用さ…が無くなって診断時に訴えていたアレコレが治っているのは明らかなのです。
例えば自治体や地元の団体が主催して行われるその種の講演会や研修会では、講師も大抵決まっていて話の内容の殆どが10年、或いはそれ以上前のものがそのまま使われていて、時々話の前後に多少の新しい情報が付け加えられる程度。
というものも少なくないので、それに慣れた保護者は同じ講師の講演会や研修会に継続して参加する事が少ないと思います。
これって一部の地域に限定された事ではなさそうなのは、他の地域の講師であっても話の内容は大抵決まっていて(呼ぶ側の希望なのか?)、
発達障害とは?
みたいな話と続いて
治りません。のでこういう工夫をしましょう。
周りの人が配慮しましょう。という様な話に終始します。
だから、もう何年もそういう所に行かなくなりました。
当事者(?)の話も殆どの場合
小さい頃からこんなに大変でした。
今もこんな事に困っています。
こんな風に工夫しないと外出も大変なんです。
だから周りが理解してください。
…という感じで、啓発的な話も希望の光も見出せません。
大人になってもあんなに大変そうで、周りの理解を求め続けないと生活できないなんて不便だし、学校生活や社会人になって公共の交通機関を利用しての通学・通勤一つとっても感覚過敏や他害があったら無理ですよね?
そんな話しか聞かされなかったら、辛いだけの育児になってしまうし、頑張ろう!という気持ちに切り替えるのはとっても難しくなります。
偶々チョロちゃんは自分で聴覚過敏を治しましたが、大人になっても聴覚過敏を含め全ての感覚過敏がある人達も大勢いるようなので、誰もが自己治療で何とかできる訳ではないのは明らかです。
まずは親であるわたし達が脳内更新をする必要があるのです。
続きます。
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
新しい一日が始まりました
今日も一緒に凸凹育児を楽しみましょう