「発達障害でも働けますか?」
その答えが花風社のこの本の最初に書かれています。
答えは、
「もちろん!」
というとても明確なものです。
この本を読んでこれまでの育児を振り返りに加えてこれから親子で頑張る事が見えてきました
これまで色々な場面で
就労したまでは良かったけれど数年後に退職した。
とか、
大学を卒業して一流と言われる企業に就職したのに直ぐに退職した。
という様な話を一度ならず見聞きしてきました。
前者は支援を受けてジョブコーチつきで就労して、最初はそれで良いのだけれど、ジョブコーチはいつまでも付き添ってくれないし、数年後、新しい仕事に意欲的に取り組む事ができずに頭打ちになって、それまでの仕事は新しく入って来た人が担う事となり…と働き甲斐も居場所もなくなってしまうケース。
この場合、与えられた仕事をこなすのは何とかできても、新しい事が苦手だったり、自分の気づきであれこれ手伝ったりする事もできずに居心地が悪くなる。
後者は(大学までの)勉強に関しては好成績、高評価でちょっと変わっている子(人)で学生時代までは何とかなっていた人が、社会人となりいざ現場で働くという立場になると、想定外の事やうまくいかない事だらけで、程なくして退社。
…引きこもり、家庭内暴力等で医療機関に行って診断された。というケース。
客観的に物事が見られないので「仕事ができない自分」ではなく「自分に相応しい仕事を与えない会社」が悪い。と批判して自己改革も向上心もなく、家族に当たり散らす。
あるある話だと思います。
…で物事を客観的に見られる人は、周りのせいにしたところで何一つ良い事はなく、消極的な思考は全然生産的ではないから気持ちを切り替えて、できる事、頑張れる事を探したりステップアップの為に時間を割くでしょう。
家庭や学校で新しい事に挑戦する事、スキルを磨く事、頑張る事、我慢する事等、日々の生活の中で積み重ねていた経験値が役に立つのです。
本の帯には
働ける人、働けない人、仕事が続く人、続かない人…その違いはどこに?
障害の有無は、実を言うと、あまり職場での評価には関係ない!
等と書かれていますし、副題として
〜経済的自立とその先を目指すための成長戦略〜
となっています。
当然ですが就労だけを目標にしていたら、
(自分の)考えていた事と違う。
という事だけで安易に仕事を辞めたりするのでしょう。
働けない人、仕事が続かない人。
というのはそういう人なのだと思います。
頑張る事も挑戦する事も向上心も無ければ仕事は続きません。
嫌なら学校に行かなくても良い。
は、果たして????
そういう事が理路整然と書かれていて、読後に
こうすれば良いのか!
じゃあ、◯◯を頑張らせよう。
と前向きに取り組みたくなる本です。
義務教育期間中の今、この本を読めて良かった。
と思います。
小学生の時には短期間でしたが不登校になった時期もあったし、給食が嫌で行きたくないとか、些細な事でつまずく事が多々ありましたが、あの時に妥協せずに頑張らせて良かった!とそう思いました。
子どもが小さければ早いうちから社会で通用する人になる為のスキルを身につけたり、頑張る事に慣れるのも早いでしょう。
大人であったとしても本人に頑張ろう!という気持ちがあって、(薬などに頼らずに)踏ん張れる人なら幾らでも再出発ができるのです。
まだ課題がありますから、これからも親子で頑張る(頑張らせる)事、新しい事に挑戦する行動力や向上心、好奇心、自立と自律の土台、レジリエンス、身体アプローチ、食事…取り組む事、できる事がたくさんあるので、楽しみながら親子で成長したいと思っています
いつか、親子で座波さんのお話が聞けたら良いなぁ〜と思いました。
凸凹育児を頑張っているお母さんへ
今日も一日お疲れ様でした
明日も一緒に楽しみながら頑張りましょう
おやすみなさい