発達障害は脳機能の障害だから治りません!
相変わらず巷ではこれが標準となっています。
自閉症の子どもにありがちな先着一名様の思考回路。
親の方も同じ思考パターンで1度入力した事が更新(変換)できずに、最初に読んだかも知れない偉い先生(?)の本に書かれていた
「治りません」
という言葉が染みついて頭から離れず、切り替えられずにいるのかも知れません。
かつてのわたしがそうでした。
子どもの育つ力と治る事を信じて頑張る親になるのには、巷に溢れている
「発達障害=脳機能の障害だから治らない」
という脳内にこびり付いた嘘に翻弄されない基礎体力とも言える抵抗力がどうしても必要になります。
なぜなら親の誤学習が子どもの足を引っ張って、その育つ力を阻んでいるからです。
発達障害は治るはずがない。
と決めて「治る」を否定しまくって、自分を正当化しようと必死になります。
花風社社長の浅見淳子さんも
「自閉っ子、こういう風にできてます!」
を出版された当時から暫くの間は、ドクター達が口にした
「発達障害は治りません」
を信じていたので、
それならせめて
辛そうな身体を何とかできないか?
という気持ちになったのが最初だそうです。
ドクター達が口を揃えて「治らない」と言っていた「発達障害」ですが、その後、治せるドクターである神田橋條治先生に出会い、ドクターではありませんが実際に治している方々に出会って新しい情報を得た時には、それまでの思考を切り替えて、揺るぎない確信の元でその情報を発信してくださいました。
その潔さと情報(知見)に救われて、わたしも(多少時間がかかりましたが)それまでの誤学習から思考の切り替えができるようになりました。
浅見さんに出会えて本当に良かったと思っています。
そうじゃななかったら、今もまだ
障害受容が完全にはできていない。
自分に落ち込んだり、
叱ったり、頑張(らせ)る事は悪い事。
だと思って罪悪感を抱いたままで凸凹発達のチョロちゃんを育てていたかも知れません。
だとしたら当然ですが、子どもは育ちませんね?
だから、かつてのわたしの様に今もまだ苦しんでいるお母さんがドン底から這い上がる力を得て、
我が子を治そう!
と思えるようになったら良いな…と思っています。
お母さんが元気になれないと、大変な子育てはできません。
これは物理的な意味合いよりも精神的な意味に於いてです。
チョロちゃんだけでなくわたしがラクにならないと、チョロちゃんをラクにできません。
凸凹育児を頑張っているお母さんがラクになって、
楽しく育児ができます様に