「発達障害」が負と取られる理由の一つ ① | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

今は全く読んでいませんが、以前は「発達障害」に関する本をそれなりに読んでいました。

だけど、その殆どに書かれていた

 

・治りません

・褒めて育てる⇨叱ってはいけません

 

という言葉に心砕かれ読むのも従うのもやめました。

 

最初に「治らない」と言った人はどこをどう捉えて言ったのでしょう?

 

大人になっても睡眠障害や感覚過敏が治らなかったり、拘りやパニックが続いたり、多動や偏食や一番病が残っている人はそんなに多いのでしょうか?

 

テレビなどで

「わたしは発達障害です」

という人の殆どが大人であっても未だに色々な大変さが相変わらず残っている人達ばかりで、

 

「今ではこんな工夫をしています」

といった対処方法を伝えて

「工夫をすれば何とか大丈夫」

 

という所で落ち着かせようとしている様に思えたので、こういう特集の番組も見ていません。

 

 

「発達障害」という言葉の認知度が「神経発達症(群)」という言葉よりも圧倒的に高いからと言ってそれをずっと使い続けている事や、

更には未だに

「脳の一部に障害があって」

などと実しやかに言われて続けている事も残念です。

 

そして、特別な職業に就いている人、或いは学校に馴染めずにいる子ども達や引きこもりの人達など、極端な例だけ取り上げていた印象もあって、あれではいつまで経っても世間の「発達障害」に対する印象は負のままだし、幼い子の親で、

「もしかしたら、我が子は発達障害ではないか?」

と、思っている人にとっては尚更、暗い情報や将来の不安を煽る事しかしていない様に思えてならないのです。

 

 

先ずは「発達障害」という言葉を使わずに「神経発達症」という言葉にして、

「脳の障害」

などではなく、

「神経伝達経路の発達の抜け」

である事をちゃんと伝えて欲しいなぁと思います。

 

脳がどうのと言われると、もうどうにもならない様に感じてしまって、そこで親の正常な思考回路がストップしてしまい、頑張る力も気力も一気に奪われてしまうのです。  

 

それを言う側の人にとっては日常のありふれた作業であったとしても、言われる側の親の身としては本当に衝撃的で心と身体に大きな破壊力を与えるのに充分な重い一言なのだと言う事を知って頂きたいのです。