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内閣総理大臣賞を受賞したという中学生が書いたある作文が話題になっていました。
誰しもが直接、或いは間接的に見聞きした事がある筈の「いじめの問題」
普通の感覚の人であるならば「いじめ」は根絶する(される)べき問題だと思う事でしょう。
けれど、実際には今この時もいじめに苦しんでいる人が存在し、場合によっては逃げ場もない程までに追い詰められているかも知れないというのが現実の問題としてあるのです。
作文の内容は帰国子女が見た日本いじめ対策の問題点。
ドイツに住んで学校に通い、そこでいじめ被害に遭った時、日本とは全く違う経緯を辿り直ぐに解決したのには理由があり、同様に日本ではいじめが根強く長期にわたって続けられるのにも理由があります。
もしもドイツの様にみんなが自分の意見をしっかりと持ち、いじめに対する対策ができたなら日本の「いじめの問題」も変わるでしょうか?
自分をしっかり持って立ち向かった「3月のライオン」のひなちゃんの様に、勇気ある行動から標的が自分に代わっても「自分は間違ってはいない!」と言える人が果たして何人いるでしょうか?
更に言えばそれに気づいた時、根絶に向けて毅然とした態度で関わる大人(先生や親)がどれ程いるでしょうか?
わたしは我が子がいじめの被害に遭った時にした事は間違っていなかったと今でも思っていますが、加害児童やその親に対する学校側の対応には全く納得していません。
それは、我が子へのいじめは無くなったものの、相変わらず標的を変えていじめを続けていた加害児童の根本的な矯正がなされなかったからです。
加害児童はいじめが悪だという認識など微塵も持たず、その事をしっかりと認識させる「まともな大人」が彼女の周りにいなかった事、彼女の取り巻きは本当の意味で彼女の為の友達ではなかった事も影響がなかったとは言えないでしょう。
何よりも真剣に考えるべき彼女の母親のいじめに対する認識がお粗末過ぎましたから…。
ひなちゃんの様な勇気ある行動を無駄にしない社会でなければ、いじめの連鎖は止められないでしょう。
そこに居合わせた子どもは勿論の事ですが、それを知った大人達が「いじめの問題」に真剣に向き合わない限り、なくならないと思います。