生まれてから診断されてメラトニンを飲むまでの数年の間、
昼夜の別なく寝なかったチョロちゃんを育てることは睡眠不足で
ふらふらしていて、加えて超感覚過敏があって、こだわりが強くて
パニックになって、多動もひどくてすぐにいなくなって・・・本当に
育てにくい子でした。
その時に100冊以上は読んだ発達障害や自閉症に関する本。
本にもドクターからも「治らない」といわれ続けてきたけれど、
初めころに出会った感覚統合の訓練と臨床心理士の先生の支え、
そして療育専門の通園施設に通って色々な経験(体験)を通して、
チョロちゃんだけでなくわたしも成長できました。
感覚の過敏からくる偏食は小学校に入っても治っていなかったから、
給食が苦痛で「学校に行きたくない」ということもありましたが、それを
許していたら学校に行かない口実はいくらでも出てきてしまうし、一食
食べないくらいでどうにかなって仕舞うほど心配な体格ではなかった
ので、牛乳とメインの肉か魚とパンかご飯(時々メインが苦手な物の
時もあった)で大丈夫だと思っていました。
そして高学年になるにつれて食べられる物がどんどん増えています。
外で用意されたお弁当を食べる時、以前のチョロちゃんはメインの
おかず(例えば唐揚げとかハンバーグとか)とご飯だけ食べて終わり。
今では付け合せの酢の物とか佃煮等、殆ど食べられます
その方がチョロちゃん自身にとって良い事だと思います。
わたしは最初に勤めた会社に社員食堂があったのですが、
(多少の好き嫌いがあっても)選択肢があって楽しめました。
高校はお弁当だと思いますが、社会に出たら同僚と外食のことも
あるでしょうし、そういう時に○○しか食べられない。というのは
とても不便(不自由)ですね。
(アレルギーとか事情があって食べられない人はまた別の話です)
睡眠障害や感覚過敏が治っても、チョロちゃんはチョロちゃんのままで
個性的な性格ではありますが、眠れるという事は大切なことで、
治ってよかったと思います。
発達障害が治る…ということは別の誰かになるということではなくて、
生活の質が良くなって、生活の幅が広がることだとわたしは理解して
います。
チョロちゃんを見ていたらそれが明らかなのです。
眠ること・食べる事はとても大切なこと。
それが普通にできないってとっても不便
だから治るのはいいことだと思っています
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