発達障害児を育てるという事 〜親の本能をダメにしない為に #5 | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

ペアトレだけでなく先生とか専門家、支援者と名のつく人の

言葉全てを鵜呑みにして、それに子どもを合わせる事には

限界(不正解)な事もあります。

 

勿論、信頼できる先生や専門家、支援者の中には、

チョロちゃんの事を知っていて適切なアドバイスをくれる

貴重でありがたい方々もいます。

 

チョロちゃんが自閉症と診断されてすぐの頃に一人で

勉強会に行き始めたのですが、当時は幼児の保護者が

勉強会に参加していなかったので、場違いな気がして、

講師の先生にその事をお尋ねしたら、

子どもの成長よりも少し先の事を知っておくのは良い事。

だと教えてくれました。

 

更に就学が近づいた頃には、

親が正確な情報を知っておくと、(学校の)先生が

間違った方法で子どもに関わった時にキチンと指摘できる。

という事も学びました。

 

ベテランの先生ほど旧態然とした対応をして、

子どもが迷惑していても(前に担当した子は)、

この方法で上手くいった。

と、十把一からげに言い張られることがあったりします。

 

こちらが我が子の障害や感覚特性を知っていれば、

先生の間違いを指摘できます。

 

先生を目の敵にする。という事ではなくて、

我が子に合わない対応を辞めて頂くように言えるのです。

 

小学校時代のチョロちゃんの担任は、

全員特別支援教育に関しては専門外の先生でした。

 

それでもチョロちゃんに寄り添って、できる事を増やし、

苦手な事も克服できるように工夫してくださったり、

感覚特性に合わせて必要な支援をして下さいました。

 

ただ、どうしても的外れな対応をされた時には、

直接お伝えしたり、巡回相談をお願いして、

巡回相談員の先生から先生に伝えて頂く事で、

改善してもらった事もありました。

 

親が手立てを持っていると、色んな場面で使えるので、

やはり持っていた方がいいと思います。

 

子どもの様子を見て困っている事や、停滞してる事、

気持ちを上手く言えないなら、紙に書かせる事もできます。

 

チョロちゃんの場合ですが、ブログタイトルにもあるように

おしゃべりが大好きなのですが、それでも肝心な事を

言葉で表現するのが難しい事があります。

 

特に小さい頃は黙り込んでしまったり、一人でこもったり…

そういう時は二者択一で選ばせたりしていました。

 

したいか?したくないか?

 

小さい頃、わたしがした方法はチョロちゃんに向かって

右手の掌を差し出して「したい」と言って次に、

左手の掌を差し出して「したくない」と言います。

そしてチョロちゃんに「どっち?」と聞いて選ばせました。

 

ふと思いついてやってみたのですが、最初から理解して、

自分の思う方の掌にタッチして意思表示ができました。

 

この方法は普段でも使っていて、例えば

右手を出しながら「うどん」

左手を出しながら「お蕎麦」どっちにする?

と言うように質問する事もありました。

 

そうするとチョロちゃんが自分で選びます。

一度で答えられない時は、もう一度聞きます。

それで大抵は自分で決められました。

 

気持ちの切り替えに手間取って参加できなくても、

それはそれで(不参加で)よしとしました。

 

成長するに従って、切り替える時間が早くなって、

クールダウンが上手くなってきます。

 

但し、パニックになっている時にはしません。

 

先生の中に多いのが、お母さんはどう思われますか?

と、本人の意思を通り越してしまう事。

 

字が書けるほど成長していなくても、

掌の二者択一はできます。

 

そうやって小さい頃から自分で選ぶ。をさせていると、

自己責任というのも身につきます。

 

成功も失敗も自分に返ってきます。

 

成功したら自信になるし、間違った選択であっても、

次へのステップになります。

 

 

自閉っ子に失敗体験をさせてはいけない。

みたいな事が言われたりしますが、人生において、

失敗しない選択ばかりできる人はそういません。

 

失敗体験をせずにオトナになっていい成長ができるのか?

チョロちゃんには失敗から得るものもあると思うので、

今度はいい選択ができるように失敗からも学んで欲しいです。

 

一度で身につかなくて何度も間違えたり失敗したりします。

定型発達の子と比べたら、しなくていい失敗をする事が、

きっと多いと思います。

 

だけど目の前の石の全部を親が取り除く事はできないし、

そんな事をしていたらロクな人になりません。

 

凸凹発達の自閉っ子であっても同じです。

 

社会に出て働くオトナになって欲しいので、

その為の準備を今、しているのです。

 


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