障害のある人や高齢者に対して幼児言葉やタメ口を使う人が
時々います。
障害がある人に対して幼児言葉を使い続けるのは変ですし、
ご高齢の方には(親しい間柄でも)敬意をもって接するのが
相応しいと思っています。
中学校に顔合わせに行きました。
担任の先生、もう一人の支援学級の先生、他にもおられて、
始めに入学式の大体の流れを教えて下さいました。
卒業式は何回も練習しますが、入学式は練習などありません。
新入生は名前を呼ばれたら返事をして起立するくらい。
一人一人順番にサッと立って座る。
この辺りは学校によって違いがあるでしょうが、
卒業した小学校でもそう言う流れでした。
チョロちゃんの担任の先生が入場からの流れえを教えてくれて、
(当日も交流学級の担任の先生から説明がありますが)
「大体の事はわかりましたか?」と確認されました。
元気に「はい」と答えたチョロちゃん。
するとすかさず、側にいた学年の先生が、
「わぁ〜、すごいね〜先生感心しちゃった!タッチ!」
と言って、両手を差し出してハイタッチを求めてきました。
チョロちゃんは無反応。
先生はチョロちゃんがスルーしたこの状況を理解できずに、
一回でこの流れを覚えられて凄い!というような事を続けて、
更に色々褒めようとして下さるのですが、まるで小さい子に
話すような言葉遣いなのでどんどん深みにはまります。
まだ続きそうだったので、
「12歳であればこれくらいはできる事です」と言いました。
それでも凄い!と続けるので、障害があっても中学生なので、
「年相応の対応をして頂けますでしょうか?」
とお願いしました。
チョロちゃんの担任ではない先生も見かねて、
「そうですね」と言われました。
(チョロちゃんの担任は棒立ち)
時々お会いしますが、
障害がある=子ども扱い
という方がいらっしゃいます。
学校の先生にも時々(?)
定型発達(一般的な)の人には使わないだろう幼児言葉や、
異様な接触を求めてくる人達。
ご本人に悪気がないのはわかりますが、それ故に厄介です。
親しい間柄であればハイタッチもあるでしょうが、
初対面でまともに話もしていない異性から(同性であっても)
突然ハイタッチを求められて、ノリでイエイ!なんてできる程、
チョロちゃんもわたしもズレてはいません。
こういう事を研修会とか勉強会でそう習うのでしょうか?
時々いらっしゃいます。
チョロちゃんは自閉っ子ですが、中学生です。
入学式の単純な流れを理解して参加できて当然です。
それを「凄いね〜」「先生、感心しちゃった〜」
と言われると「バカにしないでよ!」と思ってしまいます。
小学校の入学式であれば褒め言葉かも知れませんが、
中学生になった生徒に対しては不適切な言葉かけでした。
多分これまでも、こういう関わり方(対応)をしてこられて、
誰も何も言わなかったのでしょう。
これからもお会いする事があると思うので、
お伝えしていこうと思っています。
障害者といっても それぞれに違いますが、年相応の対応に、
というのはどの障害でも同じだと思います。
障害者に対する理解というのはこういう事も大切なのだと
わかって頂きたいです。
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