特別支援学級に決めた理由 | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

今年度も実質的にはあと数日。


チョロちゃんは4月から4年生になります。


色んな事があったけど、

この三年間はアッ言う間だったような気がします。


チョロちゃんの就学を真剣に考え始めたのは、

チョロちゃんが年中だった5年前。


校区の小学校に自閉症の特別支援学級が

なかった事や、チョロちゃんの将来を考えて、

普通学級にするか、特別支援学級にするか、

または特別支援学校にするべきか?


特別支援学校に関しては、

習熟度に合わせて指導してくれる学校があって、

そこだったらチョロちゃんの仲良しの子も通うので

とても興味がありました。(一つ上)


だけど、とても遠くて送迎バスもなかったので

諦めました。



その後、自閉症の特別支援学級に通わせたい。

…と、決めるまで、わたしなりに悩み、考えました。


一番の決め手は、

チョロちゃんと似たタイプの3歳上の男の子体験。


教育委員会から、IQの高さを指摘され、

普通学級に通わせるべきだと説得されたそうです。


お母さん(友達)は、子どもの感覚特性から

大きな集団の中よりも、少人数で指導される

特別支援学級を希望しました。


丁度、校区の学校に自閉症の特別支援学級もあり、

環境としては整っていました。


だけど、教育委員会に押し切られる形で、

結局、普通学級に入学。


それでも1年生の時は担任の先生の

理解ある指導に恵まれて、

(個々の小さな問題はあったとしても)

何とか無事に1年間を過ごせました。


2年生になる時にその先生が異動になって、

担任になったのは、ベテラン先生。


“何でもわかっています”

と、勝手な思い込みで、酷い事になりました。


結局この2年生の途中から、登校拒否。


もうすぐ小学校を卒業ですが、

4年以上学校に行っていません。


彼女の子どもの体験を聞いたのは、

チョロちゃんを特別支援学級に…、

と思った事の大きなきっかけになりました。



来年4月に就学を迎える子のお母さんが、

子どもの進路について悩んでいるので、

話を聞かせてあげて…、と言われました。

チョロちゃんに似たタイプの自閉っ子だそうです。


このブログを読んで下さっている方の中にも、

そういう方がいらっしゃるかも知れません。


それぞれの家庭の事情や、

お子さんの感覚特性で決定は違ってくると思います。


チョロちゃんが就学する前の年に、

特別支援教育に関する法律が改定されて、

知的な遅れのない子どもにも特別な支援が必要。

…という正しい理解が法律に含まれました。


そのお陰で、自閉症の特別支援学級の必要が、

今まで以上に積極的になされました。


IQだけで はかれない自閉っ子の特性の大変さ。

感覚過敏…。


普通学級に在籍する児童の10%以上に

発達障がい児がいます。

…と言われたのは、地元の小学校の

巡回相談員をされている先生のお話。


その中には知的な遅れがあって、

授業についていけずに気づかれる子もいます。


だけど、チョロちゃんのように、

授業内容の理解には全く問題ない子もいます。


そういう子達が大きくなって(3~4年生位)、

自分の大変さを親に訴えた時、

すんなり受け容れられる親がどれだけいるのかな?


無理をさせて二次障害、登校拒否、リストカット…

酷いことにならないことを願います。


自分の体裁のために、

子ども大変さに目をつぶったり、

無理をさせたりしないでください。


まだまだ偏見も多い特別支援学級。


だけど、チョロちゃん達には、

特別な支援が必要なんです。


そういう事をみんなに知ってもらいたいな。


頑張っている子どもたちが、

楽しく毎日を過ごせるような環境が

当たり前に備わっている学校や地域が、

もっともっと増えますように…。



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