自分ではやめられない… | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

チョロちゃんを連れて子ども広場に行った時の話です。


広場には定型発達のお子さん達も来ていて、

勿論、一緒に遊ぶ事もあるのですが、

お互いに譲り合えない事もあります。


館長さんや職員の皆さんは、

チョロちゃんのことを知っているので、

さりげなく見守って下さっていて、

わたしが介入しなくても、うまく場を取り持ってくれます。


それでも、うまくいかない事もあって…


突然チョロちゃんが、屋根付きの車のおもちゃの上に乗って

降りてこなくなりました。



その前にも、何度かそこに乗って遊んでいたのですが、


『そこは乗る所ではないので、危ないから降りてね』


…というスタッフさんの注意を聞いて乗らずにいました。



だけど、今度は誰が言っても聞き分けなく降りてきません。


チョロちゃんの説明によると…


事の成り行きはわかりませんが、

ちょっとした事がきっかけになって、

その場にいた子がチョロちゃんに

『車に乗って!!…と言ったそうです。



その一言でスイッチが入ってしまい、

降りられなくなってしまいましたガーン



『○○ちゃんが“車に乗れ”って言ったから降りない』


「“屋根に乗れ”って言った?」


『…………』


「車に乗るって、屋根に乗る事とは違うと思うよ」


『○○ちゃんが“降りろ”って言うまで降りないビックリマークプンプン


「○○ちゃんって、どの子?」


『教えない』プンプン


こんな調子でずっとそこに乗ったままのチョロちゃん。

自分では降りられなくなってしまいましたショック!



定型発達の子なら、

無理矢理にでも引きずり下ろしておしまい。

…なんだろうけれど、

そんな事をしたらパニックになるのは目に見えているし、

わざわざパニックを起こさせる事をする必要などないので、

チョロちゃんの気持ちに折り合いがつくのを待つ事にして、

側に立って色々話しかけるけど、不機嫌この上ない…ガーン



そんなこんなしているうちに閉館の時間になり…



「みんな帰る時間になったよ」


『○○ちゃんが“降りて良い”って言わないから降りない』


「そっか、だけどみんなが帰る時は電気を消すから、

     ここは真っ暗になっちゃうけど、それでも良い?」



真っ暗が(怖くて)嫌いなチョロちゃん。


寝る時だって、

小さな電球を『消さないで~~』…って言うほどです。




ちょっと考えてから、


『みんなが出てから、僕が最後に出る』


…で、自分の気持ちに折り合いをつけました。



スタッフの方々も協力して下さって、

チョロちゃんを残して全員外に出てから、

一旦ドアを閉めてくれました。


チョロちゃんは自分で車を降りて、ドアを開けて出てきました。


それから自分でドアを閉めて、一件落着ニコニコ



「ご協力ありがとうございました」


って、挨拶をして帰ってきました。



最後に館長さんが、

『また おいで』って、笑顔で言って下さったのが、

嬉しくもあり、ありがたくもあり…



こういう時、さりげなくスルーして

許容してくれる人達がいるという事は

本当にありがたいです。


それがあるとないとでは、凸凹な育児は雲泥の差です。


チョロちゃんとわたしにはこういう場所があるので、

今まで何とか頑張って来られたし、

これからもきっと頑張れるんだろうなぁ~

…って、しみじみと思いましたラブラブ




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