“助けを求める”って難しい? | おしゃべり大好き!自閉っ子 「チョロちゃん日記」  

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幼児期に発達障害(神経発達症)と診断された
チョロちゃんの凸凹発達の大変だった育児を
今、楽しんでいるのは、
親子で成長(発達)し続けているからです♪

幼児期…

チョロちゃんはかなりお話ができる。…と思われていました。


確かに、色んな事に興味を持ち、

説明が好きで何でも話す。…


そういう面しか見ていないと、不思議に思われるようで、



実際


『なんで、あの子(チョロちゃん)がここに通っているの?』


って、おばあちゃまに聞かれたママもいました。





だけど、その頃のチョロちゃんは、

大切なコミュニケーションの言葉を知らなかったし、

そういう感情すら認識していなかったのかも知れません。




気持ちを表出するスキルを持っていなかったので、

新しい事や、苦手な事が始まると、

部屋から出て行ってしまったり、

その場に固まって参加できなかったり…。



悲しい気持ち、辛い気持ちになった時、



そこにいるのが辛い。とか、

初めて(苦手)なので戸惑っている。とか、

どうしたらいいのかわからなくて困っている。

といった感情の存在や、

どう気持ちを表現したら良いのか知りませんでした。




だから、部屋から出て行ったり、

他の事がしたいと駄々をこねたり…


言葉にできずに、つい問題行動を起こしてしまったり…


そんな時、チョロちゃんの先生(4人いました)は、



『ここにいたくなかったら、他の所に行っても良いよ。

             だけど、黙っていなくならないでね』



とか…少し慣れてきた頃には、



『チョロちゃんは○○がしたくないんだね?

  無理にしなくてもいいよ。

 だけど、部屋から出て行かないでね。』




…と、段階的にレベルアップを目指して指導してくれました。





そういう指導の積み重ねで、苦手なことがあった時は、



『○○が嫌だ(触れない)から、助けて下さい』


とか、


『ちょっと(部屋を出て)○○に行ってもいいですか?』



とか、


『(お友達に)入~れ~て 』


とか、


色んなスキルを身につけました。



もしかしたら、

困っている。…という自覚がなかったのかな?


困っているのがどんな時か、

どうしたら困らなくなるか…わからなかったんだね?



助けてくれる誰かに、

『助けて下さい』って言えるようになって、

助けてもらう事で、その人に対する信頼が育っていく…



そうやって大切なスキルの幾つかを、

幼児期のうちに身につけられた事は、

チョロちゃんにとって良い経験でした。


定型発達の子なら、自然に身につくこんな事も、

一つ一つ教えて貰わないと身につかない…


まだまだチョロちゃんは大変なんだな…




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