自閉っ子の特徴の一つに強いこだわりがたくさん…というのがあると思います。
ご他聞に洩れずチョロちゃんにも色んなこだわりがあります。
その中の一つに「数字に対するこだわり」があります。
それを更に分けて行くと、“良いこだわり”と(親や第三者から見たら…)“困るこだわり”があります。
今回は、その中でも“良いこだわり”を、上手く使ってチョットだけラクになる方法を紹介します。
チョロちゃんは数字が大好きです。
…で、朝の支度の時に使える方法ですが、
朝のテレビ番組は殆ど、画面の左上に時刻が出ていますから、
例えば…
8:20までに着替えを済ませようね。(パジャマから部屋着へ)
8:45までにご飯を食べてしまおうね。
8:55までに(園に行く)服に着替えようね。
9:00にお家を出ないと、園バスに間に合わないからね。
…という感じです。
勿論、一度に全部を言うのではなく、その時に必要な指示は一つだけにします。
視覚優位で、写真や絵を時系列でボード等に縦に張り付ける方法もあると思います。
園や学校などでは、一日の流れがわかって子どもも安心するし、視覚優位の自閉っ子(だけでなく他の子にもわかりやすいと思う)に、良く使われますね。
チョロちゃんの園でも、訓練の時にもこの方法が使われています。
おうちの場合、大抵、朝食はその日によって食べるものが違うだろうし、その日に着る服も変わります。
それで、食事の写真(や絵)を貼るよりも、食べるものや着る服は現物を見せて、時間だけの指示の方がわかり易いようです。
(朝ごはん…と言って、朝パンだった…とか、自閉っ子にとっては納得できない(?)意外な盲点があったりします。)
テレビの時間は一分毎に動いているので、チョロちゃんも8:18を見て、8:20まであと少し…と思って急いだり、時間を気にしながら行動しています。
短い時間の中での流れの場合、チョロちゃんは時間だけの指示の方が返って混乱しないようです。