チョロちゃんと地元の小学校の
「入学説明会」に行って来ました。
今、「自閉症・特別支援学級」の新設を申請しているので、
もしも認められなかったら、
他の小学校を探さなければなりません
このことで、チョロちゃんが混乱しないか心配だったので、
先日の勉強会の時に専門家の先生に相談しました。
先生からは、
『事前に(状況を)絵に描いて説明してあげてください』…と
アドバイスを頂いていたので、
下手ですが学校の絵を描いて、
学校説明会では先生の話を聞いたり、
体操着の採寸がある事を説明しました。
チョロちゃんは絵と説明文を読んで、理解したようです。
…で、わたしは、
「この学校に入学しないかも知れない」
…という事もちゃんと説明しました。
更に思いついて、こんな提案をしました。
チョロちゃんに伝えた事は…
①…先生の話を聞く
②…体操着のサイズを測る
チョロちゃんは、お口を閉じて、カッコよく座ります。
ごほうびは、きなこ棒とコアラのマーチです。
…上の項目を、紙に書いて見せました。
これは、ABA(応用行動分析)の様なもので、
ふと思いついたので試しにやってみました。
わたしはABAを専門的に学んでいないので、自己流です。
チョロちゃんはわたしの書いた紙を見て、
おおよその事を理解した様ですが、
念のために上着のポケットに
チョロちゃんが大好きなきなこ棒を忍ばせて行きました。
会場では体操着の採寸と注文受付をしていました。
まだ、入学が決まっていないので、
見本の体操着をチョロちゃんに合わせて、
サイズの見当をつけましたが注文はしないで席に着きました。
チョロちゃんに「どこに座りたい?」と聞いたら、
『一番前が良い』と答えたので、前の方に歩いて行きました。
わたしも一番前に座った方が、
他の人たちがチョロちゃんの視界に入って来ないので
集中できるだろう。…と思っていました。
チョロちゃんに選ばせた事で、
より集中できるかな?…と期待もしました。
プロジェクターがあったので、
パソコンとスクリーンが見やすい場所に座るようにしました。
これは、パソコン好きなチョロちゃんが
飽きない様にするためです。
パソコン担当(?)の先生に『パソコン好き?』と聞かれて、
『うん』と答えていました。
『(パソコンの)画面ではなくて、あそこに映るんだよ。
その席からだと、良く見えるね?』と、
スクリーンを指さして説明してくれました。
読みが当たって、
チョロちゃんはパソコン操作が見えるので大満足。
しかも、スクリーンに文字が映るとわかって興味津津
前方には先生が6人並んでいらして、
端から順番にお話しをして下さったので、
チョロちゃんは後何人の先生がお話をするのかわかるので、
視覚的な理解もあって頑張って座っていられました。
途中、何度か『何時に終わる?』と、聞いてきました…が、
終わる予定の時間を言ってあげたら納得しました。
一時間を過ぎた頃、
流石に飽きて落ち着かない様子だったので、
きなこ棒を見せて
「頑張ったら、これとコアラのマーチね!」と、
小声で言うと納得しました。
暫くして今度は、きなこ棒を持たせました。
「帰ったら、食べていいよ」
これで、最後まで席を立つことなく頑張れました
パソコンを操作していた先生が
『良く頑張ったね~』と褒めてくれました。
他の先生や校長先生も、
チョロちゃんの所に来て褒めて下さいました。
意外なほどすんなりとクリアできてホッとしました。
成功(?)の要因は…以下の通りだと思います。
参考までに…
①事前にちゃんと見通しを立てる事
↓
(時間と場所と目的を伝える)
②どうやって過ごすか具体的に知らせる事
↓
(お口を閉じて、カッコよく座る)
③ご褒美は何か伝える
↓
(大好きな きなこ棒とコアラのマーチ)
(ABAでは、これをプラスの強化子と言います)
結構、使えるものなのだなぁ~と思いました。
ABAに関する本がたくさん出ていると思うので、
興味のある方は是非、参考になさってください。
以前わたしが読んだ本については、今度お知らせします。
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