診断する前と診断された後で,
チョロちゃんに変化はないのだけれど、
わたしの中で確実に何かが変わっていた。
わたしなりの気づきで、
保健師さんに自己(保護者)申告したのだから、
自閉症という診断名がついたとしても、
なんの不思議もないはずなのに受容できずにあがいている…
どうして?
何がいけなかったの?
どうすれば良かったの?
これからチョロちゃんはどうなってしまうの?
答えなんか出るはずないのに、何とかしようともがいてる…。
チョロちゃんを産んだのはわたし。
おっぱい飲ませたのもわたし。
…だから、わたしのせい?
考えたって仕方のない事だってわかってる。
でも…考えてしまう。
何もしたくない。
何かに没頭すれば忘れられる気がして、
本を読むけど涙が出てくる。
もっと自閉症のことを勉強しなくっちゃ…
気持ちだけが焦ってる。
今までとは違う。
チョロちゃんは、自閉症のチョロちゃんになってしまった。
ううん。わたしがしてしまったんだ…。
そんな時、わたしが頑張れたきっかけの一つがSNSだった。
数年前、同級生からの招待メールがきっかけで始めたSNS。
友達の励ましや、アドバイスにどれだけ励まされたんだろう…。
こんな形で支えが見つかるなんて思いもしなかった。
『レッテルを貼ったのはあなたではなく社会だ』
…と、言って励ましてくれた友だち。
彼女たちは遠く離れて暮らしているけど、
何だかとっても近くに感じた。
心のリハビリは必要
診断後、子どもの訓練は直ぐに準備してもらえたけど、
わたし(母親)のリハビリはどこにもない。
チョロちゃんが“自閉症のチョロちゃん”なら、
わたしは“障がい児の母”だ。
お母さんが元気になれなかったら、
子どもも元気になれないのに…
診断をしてくれた先生に勧められていた、
療育専門の保育施設にチョロちゃんを預けよう。
と、夫婦で決めた。
今度はそこに入園させるための審査を
受けなければならなくなった。
審査は2ヶ月後。
また、待たされる事になる。