友達の話を聞いて、一気にアスペルガー症候群という名前が気になっていました。
その数日後、いよいよ保健センターでの3歳半児健診がありました。
最初に尿検査をする事になりましたが、検尿用の紙コップに『おしっこをしたくない』と拒否されました。
この頃にはオムツが取れていたけれど、股の感触が『痛い』と言って、布のパンツを拒否されていました。
だから、パンツ式の紙オムツを使用していたのです。
待っている間、車のおもちゃで機嫌良く遊んでいたのに、孫の健診に付き添っていたおばあちゃんに、突然持っていたおもちゃを取り上げられて大泣きしました。
保健師さんが別のおもちゃを持ってきてくれて、気持ちの切り替えが直ぐにできて一安心。
わたしは、この日に伝えるべき事を頭の中で整理しつつ順番を待っていました。
チョロちゃんの番になって、『尿検査はできない子が他にもいるから大丈夫ですよ』と言われました。
ちょっとした検査をした後、『何か気になる事はありませんか?』と聞かれました。
待っていました。とばかりに、思いつくまま片っ端から気になるあれこれを伝えました。
あまりに内容が多くて小さな字で欄外にもビッシリ書き込まれた用紙。
我ながら、よくもまぁこんなに気づきがあったものだと驚くほど。
保健師さんが『通常はこの後に、小児科の先生に再度診て頂いてから必要に応じて紹介状を書くのですが、これだけ言って下さったので、先生の診断なしに紹介状を書きますので待っていて下さい。』…という事で、再診を受けることなく紹介状を書いてもらいました。
『それにしても、よくこれだけの事に気づきましたね?
どうしてもっと早く相談されなかったんですか?』
「どこに相談したらいいのかわからなかったから、3歳半児健診をずっと待っていました。」
『そうだったんですか?そんなに待っていなくても、ここに相談されたら良かったんですよ!』
…って、あまりにも簡単に言われてしまって、何だか力が抜けました。
もっと早く教えて欲しかった…
翌日以降に自分で予約を入れる様に言われて紹介状を持って帰宅。
ようやく第一関門(?)突破…という感じでした。