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働くカットマンのチラ裏卓球ブログ

「普段チラ裏、たまに双方向的チラ裏」を目指す卓球ブログ
現在は書き殴りながらの思考の整理がメイン

【現在の使用用具】
ラケット:ビオンセロ (特注グリップ/ニッタク)
F面:ディグニクス09C (2.1mm/バタフライ)
B面:バーティカル20 (特薄/STIGA)

 前回があまりにもアレで徳が低かったので、過去の自分に向ける系で徳の低さを少しでも薄めようと思います。

 

 

 さて、一人称視点と三人称視点のゲームがありますが、僕は三人称視点のゲームが好きです。

 

 一人称視点とはつまり現世と同じ見え方で、一部のシューティングゲームやらオープンワールドもの、RPGで採用されています。

 三人称視点はマリオカートとかマリオテニスとかその他ほとんどのゲームで採用されています。

 

 三人称視点だと自分と相手の姿を俯瞰しながら操作できるので、色々と簡単です。(相手も一緒ですが)

 一人称視点だと、自分がどうなっているのかリアルタイムで客観視し辛い(というのか不可能)ので、想像で補う必要があります。

 

 自分をゲームキャラと見立ててN64コントローラーで操作できたら、もうちょい簡単に動かせるんやけどなぁ~

 身体に染み付いた小ジャンプドリルからの着キャン上強Aお手玉×3の〆横スマまで滑らかにできるのになぁ~

 

 なんで卓球やと上手くいかんのやろなぁ~

 なんてことを思ってましたが、

 

 そうか、そもそも一人称視点ってそれだけで難しいんや…

 

 一人称視点ってだけでそのゲーム自分の思い通りに動かすの難しいし…

 

 現世は仕組み上極めてハードモードなんや…

 

 ってことに先日気付き、色々繋がってきました(もう40近い)

 

 

 一人称視点だからこそ引き起こる認識のズレをなるべく小さくするため、試合動画は、試合中の心の動きを思い返せるうちになるべく早く見返すようにして、

 

 あれはやっぱり無理し過ぎやったからそもそも選択ミスやな…

 

 とか

 

 無理し過ぎって程ではないけど緊張した場面では入らんレベルやったな…ここは克服しておきたいな…

 

 とか

 

 待ち外されたのに行動変えるまでの判断が遅かったな…

 

 とか

 

 単純にナイスプレイやな、3回ぐらい見返して悦に浸っとこ

 

 とか

 

 こいつ(僕)粒高の取れない系ネットインに対して「ドンマイ」って口だけ言っといて、集中力が地に落ちて次のラリー簡単にミスったな。めっちゃ引きずってドンマイできてないし内心キレてんな、徳が低いな

 

 などと顧みるようにしてます

 

 

 

 で、特に動画を見返す時や試合中に考えるようにしてるのが、

 

 これです。脳内グラフ。

 

 レッドラインが調子の波であり、その時点での自分の限界値であり、メンタルやら相性やら相手の行動選択その他の外部要因含めた状況で決まる総合的なもので、このレッドラインより内側(下側)がストライクゾーンです。

 

 レッドラインより上側にはみ出るような球・技術を狙う=行動選択すると、ピンクのストライクゾーン外(ボール球圏)に突入。

 

 ストライクゾーン外の行動をしようとすると、マグレで入ったりすることがあるかも知れませんが、基本はその時点での自分の限界を超えている=再現性高くミスるので、即失点に繋がる、というイメージ。

 

 

 自分の行動を振り返って、ミスした場合は試合中に変動するストライクゾーンのギリ外側なのか途方もなく外側なのかを考え、前者であれば判断や反応の遅れ、待ちの意識を修正したり、立ち回り方見直したり、後者であればストライクゾーンの見積が甘く選択をミスったことを反省したり、

 試合後に振り返る場合、ギリ外側でミスったのであれば中期目線では基礎力自体を底上げして、どんな状況であっても入る確率を高くしようと考えたり…

 

 と、特に自責点(=自分の行動選択によって即ミスに繋がった失点)を減らせるような発想に重きを置いています。

 

 

 

 青のラインが実際の行動選択だとして、

 

 こんな感じにストライクゾーンのギリ内側で行動したり、青ライン以下で選択肢の幅を持てることが理想ですが、こんな風にほぼ完璧に立ち回れることは不可能なので、実際には、

 

 こんな風にやり過ぎて自滅したり、控えめ過ぎて相手に攻め入る隙を与えたりします。

 

 

 ただ対戦相手も同じように、相手自身のストライクゾーンの見積もりを見誤って判断ミスを犯したり、過度に控えめな行動選択で攻めるチャンスが訪れたりするので、

 

 

 イメージとしては、自分のストライクゾーンの見積ミスや、想定外の要素などのバッファ分を加味して、控えめにこんな感じで行動選択できるようにすると、試合中の色々な確率ブレがあったとしても、最終的に確率が収束して、期待値が高く出やすいな…と思うところです。

 

 こうして自責点が減ると、逆に相手次第になってくるのですが、それはそれで「自責点がない上で相手に上回られたんやったら、相手の実力が高かったので最早しゃーない」と思えます。(その上でどう立ち回るかも考えなアカンですが)

 

 

 ここで、相手に上回られているからと言って、立ち回りを考える上で

 「勝つためにリスクを負って攻めないと」と思うまではいいとして、タイトルの「攻める」と「無謀」の境界は、

 

 レッドライン超え、つまりストライクゾーン外の行動を連発することが「無謀」で、

 

 レッドラインのギリ内側を狙うのが、「攻める」だろうと思います。

 

 「攻める」場合の負って良いリスクとは、「ちょっと攻め過ぎて基本的にストライクゾーン内のギリ内側に収束するけど、ストライクゾーン外に手を出す時があるかも知れない」ぐらいのもので、「ほぼ全てがレッドライン超えの行動選択やと認識してるけど試合中に覚醒することに賭ける」のは、無謀。

 

 極端な例で言うと、ほぼ100%決まるスマッシュを持っていたとして、その状況で51%入り、その他の行動選択だとほぼ得点が望めないような状況であれば、期待値的にスマッシュを狙ってOK。

 

 逆にスマッシュが30%ぐらいしか入らないし、スマッシュ以外でも30%よりは高い確率で得点できそうであれば、「無謀な望みに賭けている」という評価になります。

 

 

 実際にはグラデーションがあり、後述しますが入る確率、そしてその後の得失点に繋がる確率、その掛け算で求められる期待値を正確にその場で算出するのは不可能なので、同じミスでも攻めたか無謀だったかは結果論で、動画見返して「明らかに入る雰囲気ないし相手に圧を与えてる訳でもないな」と思うかどうかが判断の分かれ目になります。

 

 ただ、仮にフルゲームの最後の最後だけ、めちゃくちゃ無謀な球を狙いにいって、しかもそれがたまたま何かが噛み合って入って勝ったりすると、「やっぱ最後は攻めたからこそ勝てた!」と妙な成功体験を得て、その後の試合でも無謀な選択をし続け、負けを繰り返す恐れもあります。

 

 

 …ということで、タイトル関連はもうええのですが、

 

 

 そもそもレッドラインとかストライクゾーンてどこなん?の見極め難しい問題があります。

  • 自分を神視点、観客視点で見ることが難しい(リアルタイム三人称視点は不可能なので、自分の動画を見て認識のギャップが小さくなるよう努めるしかない)
  • 自分の状態すらコントロールできない程度に変動する上に、自分の待ちの意識、相手の行動選択や回転量・回転軸・スピード・打点等でも変動するので、変数が多過ぎる
  • しかも変数を客観的な数値で知ることが難しい(ポンボットなら相手の球はある程度数値化できるよ
  • 厳密な再現実験が不可能なので何となく推量するしかない

 

 ということで、レッドライン・ストライクゾーン・期待値のリアルタイム算出は神か、人体にICチップ埋め込んで脳や視覚機能を拡張できる技術が庶民にいきわたる200年後ぐらいでないと困難です。

 

 一生涯グラデーションで曖昧なことが約束されていますが、ここに無自覚だと勝てる試合も勝てなくなるので、とりあえず事実として入ったか・入らなかったかに着目して、色んなバッファを見込んで保守的な見積を立てるしかないです。

 

 こうも曖昧だと、そんなに考えることに意味がなさそうですが、常に見積もることを考えていると、そのうちそこそこ見積の練度が上がってきます。そうすると、ほぼ入るボールと、ほぼ入らないボールが分かってきます。

 

 

 僕もかなり長い間勘違いしていたのですが、

 例えば「F半面なら70%の確率でドライブで返球できる」というのは、「F側でドライブを振れば70%で入ったり、30%でミスったりする」という状態のことを指すのではなく、「F側に来ることのあるボールのうち、70%ぐらいのボールに対してはほぼ100%に近い確率でドライブできるが、30%ぐらいのボールに対してはほぼ100%に近い確率で振ったらミスる」という状態です。

 

 前者後者は意味が大きく異なります。

 

 後者は、相手が意図的に自分の苦手な30%圏内の球をF側に100%集めてきたとしたら、その試合中、ドライブを振り続ける限り永久にミスり続ける可能性がある、ということになります。

(※苦手な30%圏内の球が高確率で来るのが分かった上で待っていたら返球できる…というだけの対応力があれば、ドライブで返球できる可能性があります。そこから先は相手と自分とで配球に揺さぶりをかけたり待ちの意識をズラシたりなどの読み合いです。)

 

 

 こういう風に見積を怠らずにいると、漠然と「30%ぐらいミスるな~」って感覚から、「この動きからのこのボールならほぼほぼミスらんけど、あのボールだと一生ミスってるな~」とか、「ミスらんのはいいけど、返球できるコースが限定されてるな~」「いっつも打点落ちちゃうな~」みたいな自己認識ができてきます。

 

 そうなってくると、あんまり自分のことを高めに見積もってしまうことがなくなってきます。高めに見積もることのメリットよりデメリットの方がデカいことが分かってきます。

 

 高めに見積もって外すとほぼ100%ミスるのに対して、低めに見積もっていると自分の限界を超えるような無理な選択をする場面が減ってミス率が減るため、相手のミスで点数が拾える可能性が出てきます。

 

 守備的な戦型だと、使用技術が元々命中率高い系のものになりやすいので、自然にこうなりやすいですが、攻撃的な戦型だと結構自分を知っていないと自滅型になりやすいように思います。

 

 

 また、見積もりができるようになってくると、試合終盤などで、

 

 この辺りの状況に陥った時、

 「明らかに自分の緊張感や身体の状態、姿勢、相手の勢いから今、底辺状態にいる」

 と認識することで、いきなり絶好調に持ってくのは無理でも、自分の状況を認識するだけで少し状態を上向きにできたり、覚悟を決めて開き直れたり、それができないにしても底辺状態を一旦受け容れて、その中で実行可能な、まだマシな選択ができるようになってきます。

 

 

 

 

 …と、長々と「攻める」と「無謀」の境界、自分の調子の変動を察知することと、保守的な見積を行うことで自責点を減らすことのメリット等を語ってきましたが、これらを全て踏まえた上で…

 

 最近、この自責点を減らす思考にフォーカスし過ぎて、なんか課題練習やゲーム練でも

  • レッドラインを押し上げたろう
  • 自分の都合良い展開にハメ込んだろう
  • ちょっとブラフの行動を挟もう
  • ちょっと新しいことしよう

 みたいな、能力の上限値を引き上げる系の行動が少なく、自分がまだまだ勝てない層との差が、なかなか埋まってこないなぁというのを感じます。

 

 能力の下限値は少しずつ引き上がってる気がするので、より安定感は出ている気がするので、それはそれで良い状態なのかも知れませんが…

 

 

 週1練習ぐらいだと下限値にだけフォーカスした方がいいのですが、今はそこそこ練習時間が取れているので、ちょっとメニューや意識の上での取り組み方を再考したいなと思っているところ。。。

 

 練習では汗もしっかりかいてるので下限値を引き上げることには役立ってそう…というのが実は、今既に十分できてることを続けるだけで、エクササイズとして汗かいて、実はそんなに負荷かけずに安心してるだけ…みたいな気がしています。

 

 

 一周回ってちょっと無謀気味なことに取り組んでもいいのかもと…と思えてきました。いろいろと悩ましいです。