というわけで、今年は枠だけで見れば非常にチャンスがある。
ただチャンスとはいっても、大阪の層は厚いため、どこのゾーンに入ってもレイティングで言えば2100前後は倒さないといけなくなります。
予選の組合せが発表されたのは水曜日の夜。
対戦相手はまず裏裏以外にないという形でした。
10枠もあってエントリーは60人弱。
となると、1つの山が6人。
1/3がシードになります。
僕は大阪卓球協会のモブキャラ枠でパッキンに放り込まれるのが常でしたが、最近少しだけいいところに入れていただいており、シードでした。
…正直シードより1回戦あった方が気が楽なんやけど……
…とは思いましたが、これがしばらく最後の対人卓球になるかも知れないので、正直めっっっっちゃくちゃ気合入ってました。
気合入り過ぎて多分緊張するんやろなって分かってました。
組合せを見て、ポンボットに新たなメニューを3つ追加しました…。
組合せ発表当日の水曜は、三宮のいつもお邪魔しているところで練習&ゲーム練。
狙って裏裏の人とだけ打ちました。
翌日木曜日は休みの予定でしたので、いつも平日昼間に練習していただく左S裏裏の子とみっちり。
サーブ&3球目が上手いので、ひたっすら下とナックルを出し分けてもらってレシーブからの展開を練習しました。
僕の攻撃練習はほんのりやりましたが、もはや緊張した場面でそこまでいいボールが打てるわけでも無かろうということであまりやらず。
巻き込みサーブからの3球目練習もやりましたが、結局試合で使わなさそうだと察して本番はほぼバックサーブだけで行くと決めました。
金曜日。家族を尻目にポンボット相手に2時間練習しました😇😇😇
当日朝。
寝ている妻子とマンションの下の階の人と隣人を尻目に、5時過ぎから40分程念入りにポンボット相手に練習しました😇
F前レシーブ>B回り込み>F飛びつき>Bカット>B回り込みを基本として、めっちゃフットワークしましたね。
今度下の階の人と出くわしたら「いつも子どもが朝晩関係なくドタバタしてすみません」って心の底から謝ってる感じ出しとこうと思います。
明らかに3歳の子どもは出さないであろうキュッキュとした室内競技独特の摩擦音が出てるんですが、下の階の人には聞こえていないことを願うばかりです。
■2回戦 vs右Sさん 3-2(-10,7,-8,3,12)
初戦どっちが来るかな…と思っていたら、片方の子が棄権。卓球場でプロコーチされている方が初戦無しで上がってきました。
僕としては1試合目同士で入る形になってくれたのが非常によかった…かも知れません。
お相手の方とは初対戦。
試合もそこまでしっかり見た事は無く、ほぼほぼ初見でした。
やってみると…カット打ちが上手い…😇
卓球場のプロフィールを見ると強豪校出身の方のようでしたが、やり口は国公立卓球。
親の顔よりよく見てきたフワッとループ&スマッシュタイプの方なので、結構好きなんですが、スマッシュがかなり上手く、浅く入ると当て感の良い再現性高いスマッシュでラリーが終わります。
1ゲーム目は緊張から攻撃があまり入らず。5-7での結構決定的な場面で3球目ミスしたのが痛かったですね。
後半頑張って追いつきましたが、10-10からお相手のナイスプレイ2本、スマッシュ&カウンターを喰らって落としました。あれは止む無し。
2ゲーム目、もっと拾って粘ろうと下がってしまった結果、前に落とされる系ループからのスマッシュに捕まり1-5。もう既に後がなくなりそう。
引退試合がこんなあっさり終わってええんか俺、緊張してる場合なんか…とタオル休憩中に自問自答。
ここから少し開き直って前でプレイすることができ、打点高めのカットであちらもスマッシュし辛そう。少しずつ追いつき、5-7の場面であちらが力みから3球目ミス。からのサーブミス。
この流れはキタ!!!!と一気に強気になれ、理想の攻守バランスでさらに4点連取。
しかしこの日のワンチャンに賭けているのはあちらも同じで、公式戦特有の絶対諦めない感じが伝わってきます。
3ゲーム目2-1と2ゲーム目の余韻で強気で点数を重ねられたところから、あちらがまた強気になり、バックカットに対してえぐいスマッシュを3本連続決められます。一般的にはそこまで悪いバックカットでは無かったのですが、カット打ち(特にスマッシュ)上手い勢からすれば確かに打てるな…ぐらいのボールでした。
ここでまた再び後ろに下がってカットしようとしてしまい、さらにバックカット一辺倒では難しいと考えて無理やりフォアで回り、引き返すわけでもなく弱気ブロックしにいって2回ミス。
さらにもう1回は合わせたブロックが入ったものの叩かれて終わり。
回転重視ではなく、浅さ重視のあちらのループドライブに対して後ろからカットしてしまうことで、浮いたボールを選ばれ叩かれてしまいます。
1-2と後がなくなりました。
4ゲーム目はまた開き直って下がり過ぎず中前陣でカット。これがうまくいって、あちらのスマッシュが乱れます。あちらもおそらく3-1で決めたいと思っているのか、力みが見られます。
そのまま圧倒ムードで4ゲーム目奪取。
ラスト。
2-2の場面で大きめのラリーになり、あちらがF側へツッツキで繋いできたところを僕がドライブで狙い打つ…余裕なく、そのまま手癖でフォアクロスへ…いったところをお相手が完全に待っており、前陣カウンターを綺麗に喰らいます。
これであちらが強気になって連続得点され、2-5で折り返し。
気を取り直し、このまま何もできずに終わってはイカン…と奮起して中前陣で再びカット。5-5と追いつきます。
ここであちらサーブからの3球目ループがフォアの非常に浅いところに…で返球しあぐねて失点。向こうも絶対諦めないため、流れを引き寄せきれません。
と5-6の場面で、僕が起死回生の絶対取れない系ネットインレシーブを引き当てます。全力で申し訳ない顔をしますが、執念がネットを超えた…と強気になります。
6-6の場面で長めのラリー。深く入ったカットを相手がなんとか持ち上げた緩め高めのループを回り込んでカウンターが決まり7-6。さらにそのまま強気で粘って8-6。
これは主人公補正入ってる…ッ!!
と思ってしまったのが災いし、あまりに上手くいきすぎていると思ってしまい、勝ちを意識して少し弱気になってしまったところで、あちらの3球目を防ぎ切れず、バックカットとフォアの引き返しをそれぞれミスって8-8。
再びあちらに勢いが乗り、あちら覚醒。
こちらのサーブ3球目攻撃からフォア対フォアのラリーになりますが、僕は下がっていく一方、あちらはめちゃくちゃ前に張り付いてカウンターしてきます。防ぎ切れず失点。
8-9。こちらサーブ…何するか…
ずっと練習していた、バックサーブから相手のツッツキを引き出してBクロスにプッシュ>Bクロスへのループをカウンター…を試みますが、相手の魂のループが想像以上にかかっていてオーバーミス。
この場面で打てるようなボールではなかった。無理してしまった。
8-10で相手サーブ。
タオル休憩。
もうあちらのナイスプレイもあり、ほぼ負けは認めています。
が一方で、
このまま俺負けてええんか?
あんなにジャンプ+でハンターハンターとナルトを第1話から見返してたやろ?
ジャンプ+でラリーズのラケットの広告何回も見てきたやろ?ええんか?ジャンプ漫画の主人公はこんなところで諦めへんやろ?
とりあえず自分のできることをやろう、相手にバックカットをスマッシュで撃ち抜かれるならしゃーないけど、そこまでは絶対ミスらんとこう。
と、作戦というより気持ちを整理してレシーブに臨みました。
…ら、こちらのレシーブが想像以上に力がイイ感じに抜け、あちらに力みが生まれて3球目攻撃のミス2回。
10-10。
ありがとうラリーズ。ラケットは買うことないと思うけどちゃんと15秒で消せる良心的なWEB広告に感謝してる。
ここで長いバッククロスでのバックカットvsドライブのラリーになります。練習かと思うぐらい…といっても5往復ぐらいですが、続いたところで隣台から球が転がってきて仕切り直し。
球を取りにいっている間に思考。
この日ずっとバックサーブしか出していなかったところ、初めて出す巻き込みロング。得点。
マッチポイント。
やるべきことをやろう…と
あちらロンサー>バックカット>ループ>F側にバックカット
…からのエグイ5球目スマッシュ。この場面でそれ打つんかしかも完璧に入るんか、とナイスプレイを讃えるしかない失点。主人公補正は僕にだけ乗るもんじゃないと覚悟。
ここからもう一度マッチポイントを握り、また返され、
もう有効なパターンも特にない、粘って取るだけ…と、この日一番使っていたバックサーブでのF前下回転…をお相手がレシーブミス。
そして最後はあちらの3球目ループがオーバーして終了。
録画時間43分の長丁場でした。
公式戦いっつも試合進行を遅延させてる気がする😇
■決定戦 vs右Sさん 3-1(7,10,-7,7)
大阪で何らかの予選を通過するには、2回はプロコーチを倒さねばならない…。
マスターズ通過したり近畿選手権もほぼ毎年出場しているプロコーチ。
過去2回やって2回とも負けていました。直近では神戸TTPCでやりましたね。
組合せを見てから、かなりの高確率で決定戦はこうなるやろうと考えていたので、めちゃくちゃ対策練習をしました。
木曜日の練習も決定戦しか意識してませんでした。
過去の敗因は全部僕のレシーブが崩壊していたことに端を発し、そこから全てに余裕がなくなってしまうことだと考えていたため、とにかくレシーブ練習。
とにかく、ブチ下とナックルが分かり辛く、分かったとしてもブチ下がブチ下過ぎて落としてしまうし、それに角度を合わせているとナックルを思いっきりアホみたいに噴かしてしまう…ということで、こういう時こそポンボットの出番(定価480,000円(税別))
機械(と家庭内ローン)の力を使い、B半面にショート系のナックルorブチ下をある程度コース・回転をバラけさせて設定。
シャッフル再生でランダム性を確保し、レシーブ練習だけすること300球以上。究極の一夜漬け。
身体でそれぞれの適切なラケット角度を覚えます。
さらにレシーブだけで満足してはならんので、
Bブチ下サーブ>M上>B上
Bナックルサーブ>M上>B上
Fブチ下サーブ>M上>B上>F下
のプログラムと、
Bブチ下サーブ>B上>M上
Bナックルサーブ>B上>M上
Fブチ下サーブ>B上>M上>F下
のプログラムを用意し、下とナックルの出し分けでレシーブ角度が狂わないよう意識しつつ、きつめの3球目や激かかりループが来ても対応できるようひたすら多球練。
もうずっとこのレシーブからの4球目・6球目をしっかりカットする練習をしました。
3球目ミドルから入られるのが嫌なので、特に入念に。
もうやってることは主人公チームのデータを徹底的に調べ上げてはそれに基づいた練習を積んで勝率99.5%などと宣い、試合中の主人公チームの脅威的な伸びや覚醒するチームワークで粉砕される2~3回戦のモブチームの行動そのものですが、これが試合の入りで活きました。
特にレシーブ。
人間の出すブチ下はマシンの出すブチ下には勝てない(ただしモンスターYGを除く)と実感します。
出足、過去対戦であれだけボロボロだったレシーブがイイ感じで収まり、前の試合でほぼ1回タヒんでる状態だったので僕は終始強気。
バックサーブもよく効き、勢いで1ゲーム目を奪取。アイツ今まであんなにレシーブゴミカスやったのに何なん?と、あちらの想定も狂ったのでは…
2ゲーム目は落ち着かれてしまい、6-8からの不用意なサーブミスで一気に落としてそのまま試合ごと持ってかれそうな空気が漂いましたが、6-9からめちゃ粘りで8-9。
そこから3球目を返せず8-10となりましたがあちらの力みからの打ちミスを拾って10-10からの一気に11-10。
こちらサーブから3球目回り込みをそこまで強く打たず、曲げる重視でストレートに。ブロックがオーバー。
ここで2-0とできたのがめちゃくちゃデカかったです。
3ゲーム目はさすがの立ち回りで、回り込みからきつめのストレートをまぶされ、ずっとコレで打ち分けられたらちょっと打開策ないかも…という形で落としました。
が4ゲーム目。6-6まで何とか喰らいつきます。
ここで今日この日だけは自分に主人公補正が乗ってると錯覚。補正はジャンプ+とブルーロックで散々積み上げてきた。
対戦相手には全く関係ないのがミソですが僕はこの試合でしばらく引退かもという気持ちでやっているので、めっっっっちゃ粘って7-6。
正直めちゃくちゃ息が荒い状態で酸欠状態なのでメガネ拭く形で呼吸を落ち着け、次も鬼粘りで8-6。
僕サーブ。あちらは安全に入れてくることを想定して、3球目攻撃を狙います。バックロングへのサーブを乗っける形でふわっとバック側に入れてきたところを頑張って回って叩いて9-6。
次のサーブは、たぶんここ1年ずっと練習でやり続けていたフォア前下を選択。あちらのレシーブがミドルぐらいに出てきたので回ってドライブ。10-6。
もう既にちょっと泣きそう。
ポンボット練しながら最終的に嬉し泣きするところまでイメージしてこの日を迎えていたので、ちょっと興奮度がヤバイ。
…とここであちらの強烈なサーブ3球目を喰らって、一瞬で現実に引き戻され我に返ります。10-7。
まだ勝ってない…。
気を取り直してレシーブ。
最後はあちらの3球目がオーバーして勝てました。
一応(調べりゃ一瞬でわかりますし殊更隠すつもりないんですけども)匿名でやらさしてもらってますので…😇
こういう予選通過は初めての出来事だったので、本戦登録までの諸々の所作が慣れて無さ過ぎてぁゎぁゎしてました。
色んな人におめでとう言うてもらえました(;ω;)
予選通過勢が本戦のお金払いに役員室にぞろぞろ集まってくるんですが、みんな強い人ばっかなので場違い感が半端なかったです。
【今後】