ヒアリがすごくいるらしい。
今年度、東京で成虫10,000匹以上、神奈川で2,000匹駆除されたとのこと。
初めて「ヒアリ発見」と聞いたとき、ゾッとしたことを思い出す。そのときは、1匹とか2匹とか、そんな話じゃなかったっけ? 学校の先生をしているトモは、「学校の運動場に結構いるわよ」とこともなげに言うが、10,000匹とか聞くと、これ、ほっておいていいのか、と思う。と同時に、もう、駆除なんて無理なんじゃないかな、と。
今年、クマ被害もひどい。
クマも生きんがために、それこそ決死の覚悟で人の住むところにおりてくるんだろうが、もはや自治体では対応しきれず、自衛隊まで派遣されることになった。
AIとかITとか、発達しまくっている一方で、生き物に脅かされるって、なんだかとても違和感ある。
それも、小さなアリ。あるいは、動物園で人気のあるクマ。
何がどう発展しようとも、命あるものはそれぞれの命を守る行動に出るという当たり前の、そしていかにもアナログな話ではないか。
クマの言い分は「AIなんかどうでもいいから、どんぐりよこせ。どんぐりが十分なる木に戻してくれ」に違いない。
「どんぐりのならない木にしてしまったお前らが悪い」もあるだろう。
そういえば、昨夜、寝ている間に1匹の蚊の攻撃に遭った。
11月半ばに蚊?
今年の夏は暑すぎて、蚊は全然活動できなかったらしい。おまけに、一気に冬モードになったため、また活動の機会を失った。
彼らも生き残るために、大きく性質を変えてくるに違いない。
激暑でも激寒でも活躍できる個体に形を変えてくる。
生き物は、こうして行き過ぎたニンゲンどもに逆襲する。
まぶたしか 狙うとこなし 冬の蚊よ
鞠子