参院選の投票に行って気がついた。
今まで何度も投票に行っているが、情けないことに、今回初めて気がついた。
投票って、いくらでも不正できるじゃん、と。
だって、投票する際、本人確認は一切しないじゃないの。
鞠子の投票券を差し出したところで、それが券に示された鞠子本人かは全然分からない。
案の定、息子の投票券で投票した人がいたというニュースが流れてきた。
投票に来た人と投票券に書かれた人の年齢が、あまりにも違うため、係員が気づいたらしい。この方自身は不在者投票を済ませており、結果、二重投票したことになる。
誰もが1人1票しか持ってないはずなのに、この人は2票持っていた。
この人の場合、明らかに「わかってやっていた」と思うが、間違えて家族の投票券を持って行ってしまうこともあり得る。年が近い同性の兄弟姉妹なら、見抜くことは困難だ。
あるいは、よからぬことを考える人たちも出てき得る。
大勢の「選挙に行かない人たち」から1票をお金で買う。その際、性別と年齢を聞いておく。そして、実際に投票に行く人を雇い、投票に行かせて特定の候補の名や政党名を書かせる。
これ、組織的にやったらいくらでもできそうだ。
…ってか、私ごときが考えつくんだから、既に行われているかもしれない。
かといって、いちいち本人確認というのもなあ。
投票所でマイナンバーや免許証を出させる? ますます選挙に行く人は減る。
でも、こんなことが頻発しだしたら、何かしら手が打たれることになるのではないか。
一部の不届きな人のせいで、どんどん住みにくくなるこの世界。
善と悪 知恵と知恵との 知恵比べ
鞠子