読売新聞に「令和の習い事 珠算人気」という特集記事が載っていた。
そろばんが人気? うそやろ。 信じられない。
記事によると、2024年にそろばんを習っていた小学生は8.0%。コロナ禍で5.8%に落ち込んだが、21年から4年連続で増加し、コロナ禍前の水準を上回ったとなっている。
その理由は、中学受験対策、つまり算数対策だそうだ。
私が子供のころは、習い事といえばそろばんと習字だった。
御多分に漏れず、私も習っていた。
そろばんを習うと暗算が早くなると言われ、習字を習うと字がきれいになると言われていた。
最終的な目標は中学受験かもしれないが、つまり今も昔も、そろばんの効能は変わっておらず、かつ認められているということになる。
読み・書き・そろばんとはよく言ったもの。
字を書く。字を読む。暗算する。これら「基本のキ」は、自分でやらないと、デジタルを頼ると、だんだんできなくなってしまう。そのうち、デジタル機器がないと、まったくできなくなってしまう。
このデジタル全盛の時代に、いかにもアナログなそろばんが人気とは。
海外でも広がっているようで、これはうれしいニュースだった。
記事には、書道の人気も根強いとも書かれていた。こちらの理由は集中力のアップだそうだ
そろばんといい書道といい、なんだかちょっとほっとしたな。
文豪の その手で書かれた 文艶やか
鞠子