新聞に載っていた消臭スプレーの広告に、それをスプレーしている写真とイヌとネコが1枚におさまった写真が掲載されていた。
植物のエキスだけでつくられており、防腐剤も天然由来のものらしく、人にもペットにも優しいという触れ込みだ。
柴犬らしきイヌとキジトラのネコが、仲良く並んでお座りし、カメラ目線で写っている。
ところがこの写真、どう見てもイヌは「切なげな表情」で、ネコは「ガンを飛ばしている表情」なのだ。
それがなんとも笑える対比になっている。
このイヌ&ネコ、私の見立て通り、かたや切なくかたや威嚇しているのかもしれないが、そうじゃなくて、おそらく彼ら「もともとこういう顔つき」なのだ。その可能性が高い。
だが、ニンゲンである私が勝手にかたや切なくかたや威嚇しているように見てしまう。
こういう動物を飼っている人たちは、こういう表情をあれこれ想像して楽しむんだろうな。
そんな楽しみがあったら、毎日、癒されるだろうな。
我が家の場合、イヌでもネコでも、買おうと思ったら即買える。
こういう写真を見たりするたび、気持ちが動かないことはない。
だけど、やっぱりその一歩は踏み出せない。
「よそ様のイヌやネコを見て楽しむ」範囲にとどめておくほうが「無難」だと、自分にずっと言い聞かせている。
犬がいる 猫がいる夢 胸の中
鞠子