スイミングで泳ぎ終わり、更衣室に行ったら、パウダールームのところで2人の女性が立ったままおしゃべりをしていた。
毎日といっていいほど会う人たちだが、名前は知らない。
ただ、片方の人が、一生食べていける国家資格を持っていることを、かつて別の人から聞いたことがある。
本人は、そんな話は全くしないが。
そして、もう一人の人に関しては、本当に何も知らない。
さらに、この二人は、名前を含め私のことも何一つ知らないはずだ。
時の挨拶をしてシャワー室に行こうとしたら、国家資格を持ってない方の人が、やおら、
「おたくもシングルでしょ?」
と声をかけてきた。
思わずワロてしまった。
当たっているし、それ以上に私自身、何も知らないのに「この人たちもシングルだろうな」と思っていたからである。
家庭があるかないか、聞かなくても、たいてい分かる……3人とも、認識が一致していた。
シングルはシングルオーラを出しまくる。
かくいう私も、そのオーラを出しまくっているらしい。
ま、分からんでもない。
それがいいか悪いかは別にして。
喜ばしいことか喜ばしくないことかも別にして。
端々に お気楽お気楽 見えている
鞠子