7月に入ったら新紙幣が発行される。
銀行のATMとかバスの料金箱、コンビニのレジとか飲食店の券売機等々等々、新紙幣に対応するために多額の投資をしなければならない。
今朝の新聞には、家族でやっている小さな食堂が、この投資ができないため廃業を決意した旨、載っていた。もちろん他にもいろんな理由があるのだが。
そもそも、新紙幣を発行するコストだって膨大だろう。
デザイン、偽造防止処理、材料、印刷、どれも相当お金がかかるに違いない。
作る方も使う方も負担大なのに、なぜ、新紙幣を発行するのか。
やぱり、偽造防止が第一目的のようだ。
長年、同じお金を使うと、偽造防止処理も解析され、精度の高いニセ札が出現する可能性が高くなるから。
…ということはつまり、一部の悪いヤツのために、みんなが苦労して収めた税金が使われるっていうことだよね。
これ、新紙幣に限ったことではない。
新手の悪事が露見するたびに、それを防止するために費用をかける。それを防止するために、真面目にやっている人の時間と費用を供出させる。
そう考えると、ばかばかしくなってくると同時に虚しくなってくる。
ヒトという生き物は、あまりにも情けなくないか、と。
そういえば、2,000円札ってどうなったんだろう。
この発行も、もしかしてムダ金だったのか?
されど金 コイツがなければ 生きられない
鞠子