私の学年が、高校同窓会の当番年に当たっているということで、式典の準備やら記念誌の発行で忙しかった。

…らしい。

私は「同窓会」という集まり自体、気が重く、小・中・高・大、全て避けまくっており、今回のこれも当然逃げた。

だが、いろんないきさつがあって、記念誌を渡された。

記念誌代も寄附金も一銭も払ってないため、もらうのに気が引けたが、断ることもできなかった。

 

家に帰って、とくと眺めてみた。

同級生の写真が、あちこちに載っている。

懐かしい名前と合わせて見ているうちに、「老け方には大きく2種類ある」ことに気がついた。

 

老け方パターンその1は、「各パーツが順当に老けている」。

髪が白くなったり薄くなったり、太ったり痩せたりはしているが、町でばったり出会っても、Aさんだ、B君だ、とはっきりわかるパターン。

そして、老け方パターンその2は、「全く別人になっている」。

こういう人がいることに、驚愕した。名前を見ても、かつてのその人じゃない。全然、別の人になっている。あまりに「違う人」なので、写真を間違えたんじゃないか、あるいは名前が間違っているんじゃないかと思い、その人に関わるFBやHPを見てみたが、写真も名前も間違っていなかった。

これが例えば、「整形をした」(←つまり、美人になっていた、とか)と思われる状態なら納得できるが、そうじゃない。

顔を取り替えたような、まるで別人。

 

…って、私はどっちのパターンに入るんだろう。

自分では判断できない。

ただ、これは言われるような気がする。

 

「どっか悪いんじゃない?」

あるいは

「どっか悪かったの」

 

ああ、だからやっぱり昔の人たちには会いたくない。

 

 

 

 

 

 

 

年月の 残酷さのみ 思い知る

鞠子

 

ブログランキング・にほんブログ村へ