月イチのスタッフ会議。
定年退職、そして再雇用に当たって、私はこのスタッフ会議には出ない旨、提案したが、却下された。
その理由は、「決まったことを改めて連絡するのはコスパが悪いから」。
分からなくはないが、これ、どうなのか。
長いこと勤めてきたし、私なりに考えてきたし、嘱託の身分となってもやっぱり私なりに考えている。
だが、それを発言すべきではないという気がしてならないのだ。
秋に行われる恒例のビッグ行事について、ねらいや大まかな開催内容の提案があった。
恒例といったが、あちこちから開催意義について疑問の声が上がっている。私自身、「恒例だからやる」のではなく、きちんと考えるべきところに来ていると思う。
だがしかし、上司の提案は、これまでの繰り返しに過ぎなかった。いつぞやスタッフ会議で出た疑問は、一切なかったかのようになっていた。
…と、現役時代の私なら言ってしまっただろうが、今は、心の中でしか言っていない。
決して「発言するな」と言われているわけではないし、発言することもできるのだが、いつも「言ったところで自分がやるわけでない」という思いがストップをかける。
それより問題なのは、「別にもう、どうだっていいや」感が強く、完全に冷めきっていること。
この状態で会議に出ることこそ、それこそコスパが悪い、ではないか。
再雇用で給料は下がったのに仕事の内容はほぼ一緒。
下がった給料分を埋めるのは、職場での拘束時間を自分で決められること。
その空いた時間でダブルワークをする、という想定だった。
だから、意味のない会議に出る時間が惜しくてならない。
…こういう人、私だったら「給料泥棒」って思うな。
ダブルワーク先からの仕事は増える一方だし。
スタッフ会議、何とか免除してくれないかな。
聞くことが 仕事と割り切り 腕を組む
鞠子