朝、花に水をやっていたとき、頭上でやたらとうるさい虫がいた。
ハチか？と思ったのだが、なんと
…これだった。
大きさは、そうねえ、親指ぐらい、かな。
蛾の一種ではあると思うが、これは何という名前の虫なんだろう。
さっそく調べてみた。
どうやら、『オオスカシバ』というらしい。
からだを横切る赤い線もステキだが、何よりスケルトンの羽がキラキラ輝いて芸術品のようだった。
総じて虫は嫌いだし苦手なんだけど、この美しさにはさすがに神様も粋なことをなさるものだと思わざるを得なかった。
赤い帯 命をかけて 空を舞う
鞠子
