GWあけ、仕事始めだというのに朝から大惨事に見舞われた。
テレビをつけ、新聞を読みながら朝食を取っていた。
左足のすぐ横のこたつカバーがふと、動いた。
そのとき、ちらと異なものが目に入った。
一瞬、頭に浮かんだのは「サワガニ」。
しかし、そんなもの、いるわけがない。もしかして、目の錯覚か?
おそるおそるカバーを動かしてみた。
そこにいたのは、これまで60年強生きてきた中で初めて見たといっても決して大げさではないトンデモなご面相&トンデモな大きさの虫みたいなのがいた。
一気に血圧が上がったこと、間違いない。
脳梗塞か脳溢血か、起こしてもおかしくないほど驚愕した。
ムカデにしては大きすぎる。が、形はやっぱりムカデだ。
幅1.5センチ、長さ20センチはあったと思う。
驚愕しすぎて、写真を撮る余裕もなかった。
…で、こいつを駆除するのにどれだけ大騒ぎしたか。
結局こいつは裏庭に追い出したが、これは問題を先送りしただけだったのではないか。
やっぱり殺すべきだったのではないか。
もう、思い出したくもない。
なのに、あいつの姿が頭から離れない。
ルッキズムと言われようが構わない。あんなご面相のやつには二度と会いたくない。
一日中、気分が悪かった。
頭が痛くてならなかった。
なぜ来たか どこから来たか ヤな野郎
鞠子