テレビでよく「睡眠の質を上げるサプリメントがウンヌンカンヌン」というCMを放映している。
本当についこの間まで、私にとって、睡眠の質など完全に他人事だった。
横になったらすぐ寝る。ほっておいたらいつまででも眠れる。夜ふかしは平気だが、早起きは苦手etc.etc. 正しい睡眠サイクルでないことは承知していたが、とりあえず、薬を飲まなきゃぐっすり眠れないなどということは、間違ってもなかった。
だがしかし、定年退職したあたりから、明らかに睡眠の質が変わってきた。
例えば、
〇眠りにつくまで時間がかかる日が多くなってきた。
〇夜中に目が覚める。
〇一度、目が覚めてからの方がぐっすり寝ている気がする。
1つ目など、幸い、寝ようと必死になってますます眠れなくなるという感じではないのだが、とにかく目だけでも休めようと、目を閉じてじっとしているが、自分としては寝ていないように思う。
そうこうしているうちに、3つ目。
休日、5時ごろ目が覚めて、お手洗いに行ったりお茶を飲んだりした後、二度寝すると、気がついたら昼だった、みたくなことが頻発し始めた。
結局、5時に目が覚める前は、頭の中をいろんな考えがよぎっていることをはっきり覚えていたりする。
寝るにも体力がいる。
そして、
若いがゆえに眠れる。
睡眠の質を上げ、量を確保するのは、今、この年になってからは並大抵ではない。
先日、やたら胸の鼓動を感じる件でかかりつけの内科に行ったとき、軽い安定剤の処方を切りだされ、即座に断ったが、あるいは試してみてもよかったかもしれぬな。
夢の中 気になるあれこれ 出ては消え
鞠子