東横病院閉院 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

今日、ちょっぴり悲しかったこと…

聖マリアンナ医科大東横病院が閉院する旨の記事を読んだ。

徐々に縮小してきた(せざるを得なかった)らしいが、それでももうもたないという判断がなされたらしい。

 

この前、必要にかられて、某市議会の議事録を読んだ。

市民病院の決算報告みたいなことがなされているのだが、市側曰く「国からコロナ関係の補助金が入って大黒字状態」。

しかし、こんなものは一時的なものであり、完全にイレギュラーな話だ。

そして、コロナがなんとなく落ち着いてきたと同時に、従来の病による患者の受診数、入院数も増えてきたが、それでもコロナ禍以前ほどではない。

市側の担当者が言うには、「入院患者を以前の状態に戻さないと、医療機器の充実も図れなくなり、医療の質が落ちる」。

 

…これ、ものすごくよく分かる理屈だが、ものすごく矛盾している。

 

確かに、黒字にならなければ、いい医療機器は買えない。医療従事者の士気も下がる。そしてレベルも下がる。

だがしかし、黒字にするためには、病気の人を増やし、入院する人を増やさなければならない。

これがまず、矛盾している。

その上、市としては、本来、多くの市民が健康であることを目指すべきで、市民の多くが健康であることが望ましいに決まっている。

なのに、病者を増やせ、入院患者を増やせというのは、やっぱり矛盾している。

 

公立病院にしろ大学病院にしろ個人病院にしろ、赤字ではやっていけない。

だが、黒字にするためには……

 

以前は、大きな病院がつぶれるなんてことを考えたこともなかったが。

東横病院の記事を読みつつ、病院経営とは決して一筋縄ではいかない難しさがあることを改めてつくづく思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

世の中の あらゆることが 限度越え

鞠子

ブログランキング・にほんブログ村へ