今、ほとんど本が読めてない。
その理由を分析すると、まず、
「読む『心』の余裕がない」
職場内の人間関係が「地獄絵図」状態になっており、かつ、微妙な立場にいる私は全く落ち着かず、不快で、ゆっくり本に向かい合う気になれない。
それプラス「来期以降の私」
就業規則上、今期をキリに職場での私の立ち位置が変わる。この職場で、そうして任期をまっとうするのは私が第一号。だから当初は、「今後のモデルケースになるように」と関係各氏は意気込んでらしたのである。
ところぉが、実際は「地獄絵図」。
私のことなどふっとんでしまっている。
ほっとけば、だらだらと「ずっと今のまま」になってしまいそうな雰囲気。
行く末が定まらない。
これもまた、本に向かい合う気になれない理由の1つ。
そして最後は「目」。
コンタクトレンズを使っていると、本を読むのが非常に辛いのである。
裸眼ならOKなのだが、裸眼でいるのは基本、家のなかだけ。
よって、本を読む時間がなかなか捻出できない。
···ということで、並べてみれば弁解の域を出ず、情けないばかり。
だが、「目の問題」以外はいつかは解決する。そうなったら、また本が読めるかもしれない。
そうありたい······そんな希望をもとに、毎週、本を買い続けている。
心を動かされたとき、買っておかないと忘れてしまうから、というさらに情けない理由もあって。
今日も2冊、注文した。
梅崎春生『カロや』とアニー・エルノー『シンプルな情熱』。
梅崎春生は、コロナ禍、文学講座で紹介されて初めて知った作家。
講座で取り上げられた作品がとてもよかったし、なにより内田百閒の『ノラや』を彷彿とさせる題目が気になった。
アニー・エルノーはノーベル賞を取ったので、いわゆるミーハー的興味だわね。
結果、ただいま積読文庫は10冊。
さて、読み終えるのは何年後か。
買わないと 損した気になる 本また本
鞠子