今回の夢は、客様K社長(←実存)の会社に行ったところから始まる。
会社には、K社長とK社長夫人のTさん(←実存)がいた。
私はどうやらアポなしで訪問したらしく、顔を見るなりTさんは「わっ、鞠子さん、いいところに来た!」と大歓迎してくれた。
これから、社内で講演会があるらしく、必死に聴講者集めをしている最中だったのである。
…って、当日、人集めをするなんて、ここだけは「リアルじゃない」んだが、とにかくK夫婦は必死にあちこち電話をかけまくっていた。
聞けば、講師はSというコンサルタント(←実存)。生理的に好かないヤカラ(←真実)だが、K夫婦、そんなことはお構いなしに、私にも電話かけを強要する。
やむなく私はその場の思いつきで「A会(←実存。Tさんも所属している)のメンバーには声をかけたんですか」と聞いたところ、Tさん曰く「あっ! 忘れてた」。
それなら、ということで、メンバーに電話したところ、一人二人とかけつけてくれた。K氏夫婦の呼びかけもあって、社内は大勢の人でごった返し、ひどい3密状態。やむなく声を張り上げて、場内整理をしなければならなかった。
と、そんなとき、私のスマホに着信が。
見れば、職場の上司(←実存)ではないか。
あわてて出たら、上司も焦った口調でこう言った。
「E(←職場のオトコ後輩・実存)が昨日からのどが痛いらしくて。さっき検査したら陽性だった」
…がぁーん、ということは、私は完全に濃厚接触者じゃないか。今、ここに何百人いると思ってんだ。おまけに私、さっきから大声で叫びまくっている……
どうするだよ……
というところで目が覚めた。
K社長・夫人のTさん・コンサルタントS・上司・オトコ後輩E、全員、この夢のなかでの言動が実際に「さもありなん」な人ばかりなのだ。
意外性ゼロ。
あまりにリアルすぎる。
リアルすぎて、それこそ「夢」などカケラもない。
全くつまらない夢を見てしまったものだ。
夢のある 夢など久しく 見ていない
鞠子