今朝、出勤時の車の中、ザ・ワイルドワンズの『想い出の渚』がかかった。

わお、懐かしい。

 

…と思いつつ耳を傾けたのだが、いきなりあれ?と思った。

冒頭、「君を見つけた(・・・・)、この渚に……」と歌ったのである。

 

君を「見つけた・・・・)」がすんごい気になる。

 

「見つけた」っておかしいんじゃないのか。

「君」って「人」なのか? もしかして「人魚」? もしくは「貝殻」?

 

単純に「彼女」だと思っていたが、「見つけた」と言われると、なんか「モノ」扱いな感じがする……

今だったら、関係団体から苦情がくるのではないだろうか。

1966年に発売された曲で、当時はなんとも思わなかったが、この「モノ」扱いが妙に引っかかる。

 

「君」はぽつんと立っていたのだろうか。それとも大勢の中に紛れていたのだろうか。

さっそく歌詞を調べてみた。

 

 

【想い出の渚】

 

君を見つけた この渚に

ひとりたたずみ 思い出す

小麦色した 可愛いほほ

忘れはしない いつまでも

水面走る 白い船

長い黒髪 風になびかせ

波に向かって 叫んで見ても

もう帰らない あの夏の日


長いまつげの 大きな瞳が

僕を見つめて うるんでた

このまま二人 で空の果てまで

飛んで行きたい 夜だった

波に向って 叫んでみても

もう帰らない あの夏の日

あの夏の日 あの夏の日

 

 

…だよねえ。「彼女」だよねえ。だったら、「君と出会った」の方がいいんじゃないか。

ま。メロディラインには「見つけた」の方がうまく乗る気がするけど。

 

…って、ったく、私もヒマ人。

 

 

 

 

 

 

ゆらめいて きらめく渚の 冬の午後

鞠子

 

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