異星人が乗り込んできた | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

おとつい、精密検査を受けに行くのにバスを利用した。

鎮静剤を使うので、車の運転はNG。バスで行こうか、タクシーで行こうか、めっちゃ迷った(←検査でなければ、たぶん歩いていくんだけど。ただし1時間はかかるな)。

 

バスだと不特定多数の人が乗っているが、時間帯からすると込み合うことはない。

タクシーだと運転手と私の2人きりだけだが、車内は狭い。

どちらがコロナを避けられるか。どっちも一長一短あるな。ならば安い方(←これがいかにも私らしい)ということで、バスに乗ることにしたのだ。

 

コロナが騒がれ出して以来、実に初めてバスに乗った。

 

やはりすいていた。2人掛けの席にも1人しか座っておらず、立っている人もいない。全員マスク姿。しゃべっている人はゼロ。みんな黙って乗っている。

 

ところが途中で、私にしてみたら、目的地までちょうど半分進んだあたりで、ノーマスの男性が乗り込んできたのである。

それもTシャツ、短パン、ゴムぞうりというラフなスタイルで。

そして私のすぐ隣、昇降口のところに立った。

 

ギョッとした。

正直、私は気が気じゃなかった。

なにせ、先日から検査のために「ほぼ絶食」で何も食べていない。おまけに重篤な病かもしれず、つまり身体が全体的に弱っている可能性が高い状況なのである。もしこのノーマスの人が感染していたら……

いっそ、「ここから降りて歩いた方がいいだろうか」とまで思ってしまった。

 

いろいろ事情があってマスクができない人がいることはちゃんと理解している。

だが、不特定多数の人がいるところでは、やっぱりマスクをしてほしい。むりならタオルを口元に当てているとか(←こんなの、全然効果ないかもしれないが)できないものか。

 

それに、

ギョッとしたのは私だけではない。車内全体に緊張が走ったのがはっきりわかった。全員が全員、なにげに窓の方に体を傾け、その男性に背を向けるような姿勢をとった。

まるで「異星人が乗り込んできた」かのごとく。

 

みんな戦々恐々なのだ。

私も本当に怖かった。

 

 

 

 

 

 

白い歯は 美人の象徴 だったのに

鞠子

 

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