ここ数年、朝ドラが変わるたび「歌詞が聞き取れない」ストレスがたまって仕方がない。
今の『おちょやん』もしかり。秦基博さんの歌う『泣き笑いのエピソード』。
「…それは夢じゃない(夢みたい)。傷つけ媒体……」
――USBが壊れたんだろうか。そりゃ「夢であってくれ」と祈るような気持ちだろうな。
「かさぶたが取れたなら、聞いてくれdreamer……」
――さて、かさぶたがとれるのと夢想家と、どういう関係にあるのか。教えてくれ!dreamerよ。
だとばっかり思っていた。
いったいぜんたい、これらはどういう意味なのか。意味不明。ああいらいらする、という状態だった。
あんまりストレスがたまるので、調べよう、と思うのだが、つい忘れる。
パソコンの電源を落としたあとで、忘れたことに気がつく。
明日、調べようと心に誓う。
で、また忘れる
…の繰り返しでますますストレスがたまる。
夕べ、とうとう調べた。
「傷つけ媒体」じゃなくて「傷つけば痛い」だった。
「聞いてくれdreamer」じゃなくて「聞いてくれるといいな」だった。
これを知ってから聞いたら、確かにそう聞こえなくもなかった。だけど「聞いてくれるといいな」の「る」は、「知らなければ聞きとれない」と思った。
私の耳が老化したということを否定はしない。
だがしかし、言葉の抑揚と音階が合ってない! とみに最近、合ってない曲が多すぎる! と心中、一人で怒っている。