古家哀話 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

先だって、とあるところで知人Eさんと雑談していたときのこと。

 

Eさん「以前住んでいた古いマンションは、エアコンつけてファンヒーターつけて…ってしないと寒くていられなかったけど、今はエアコンだけで大丈夫。一日留守にしていても、部屋の中の温度が一ケタになっているなんてこと、ないもん」

 

また別の日に、とあるところで知人Sさんと雑談していたときのこと。

 

Sさん「え? 水道の水が冷たい? 凍りそうなほど冷たい?  え? そうなの? 本当に? そんなに冷たいの? なんで?」

 

さらに別の日、わが家の近くにある大会社の社長宅の前を通りかかった時のこと。

 

複数のエアコン室外機「ブーーーーン」「ブーーーーン」「ブーーーーン」

 

…そうか、そういうことなのね。

まもなく築50年になろうとしている我が家、断熱・気密という点では全く駄目なのだ。「夏涼しく冬暖かい家」とは真逆。かといって、日本建築でもないため、日本独特の高湿度を防げるわけでもない。

 

この冬、ガスファンヒーターを「温度H」に設定しても、あったまった感がない。そして足元の冷たさはハンパない。私自身のトシのせいかとがっかりしていたが、きっと家のせいもある。

 

帰ったときには家の中の温度一ケタ台。蛇口から流れる水は、氷水もどき。エアコンで家全体が快適温度なんてありえない。もちろん、床暖房などない。

窓に近づくとすっと冷気を感じる。よくよく見たら、玄関ドアの下部に、すーっと細く外の地面が見える。

そんな居心地の悪い古家だけど、私はずっとここにいる。