『岐阜関ケ原古戦場記念館』なるものがオープンし、その開館イベントの内容を知って思わず笑いがこみ上げてしまった。
いわゆるパネルディスカッションみたいなものなのだが、6人パネリストがすごいメンバーなのである。
小早川秀秋
黒田長政
徳川家康
石田三成
大谷吉継
島津義弘
という「同姓同名」ではなく(←それだったら別の意味でまたすごいけど)、それぞれの武将の子孫さんたちが登壇なさっているのである(←当然、6名とも姓はこのまま)
「420年の時を経て合戦の地に集結」とある。まさに420年前、この方々の祖先は、鎧に身を固め、馬に乗り、刀や槍を持ってお互いを斬り合っていたのだ。
祖先たちからしてみれば、負けた人も負かされた人も裏切られた人も裏切った人も、420年後、よもや自分の血を受け継いだ子孫たちがマイクを持ってにこやかに語り合うことになろうとは思ってもみなかっただろう。
6名とも、穏やかでいい感じの中年・初老・年配の男性。
徳川家康の子孫さん、なんとなく家康に似てる気がしないでもない。
ディスカッションでは、それぞれの子孫さんが裏切りの背景や敗因、決戦に臨む心中などを語っていて面白いし、なんか笑える。
時が流れるってこんな力もあるんだ…としみじみ思った。
いいねえ、こういうの。ロマン、あるわ。