ナミダのクッキングNo.2908 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

コロナ禍、「動画撮影」という仕事が新たに加わった。

 

で、私の仕事はできた動画を見、PR文を書くこと。

撮影には関わっていない。

正確には、撮影に必要な機材の知識、技術がないから関われない。

つまり、それこそ「泥縄だったが結果オーライ」で、他スタッフとうまいこと役割分担できた、ということになる。

 

しかし、

昨日仕上がった新作は、観ていて「うーん」と腕組みしてしまった。

どう見ても、失敗作なのである。

不要な場面が長すぎるし、趣旨にあった場面を撮っていない。大事な工程の場面はワンカットだけで、それも大事な工程の中では一番どうでもいい部分。

おまけに画像が揺れ揺れで、観ているうち、船酔いみたく気持ちが悪くなってきた。

 

撮影したのは後輩だ。

私が鬼ツボネなら、「やり直し!」と突き返すのかもしれないが、「撮影、全くできません」の私がそんなこと言える?

だが一方で、言ってあげないと、今後も同様なまずい動画をつくってくる可能性が高い。となると、黙ってスルーする方が実は鬼ツボネではないか。

 

…と、いろいろ悩んだ挙句、意を決してごく穏やかに言ってみた。

「工程の部分、もう2、3カット入れると臨場感が出た、と思うんだけど」

…だがしかし、結果として、言わない方がよかった。

昨日、動画を観た客様から、メッタ打ちされたのだそうだ。本人曰く「新入社員だったら、その場で辞表を書いたに違いないと思われるほど」。

 

タイミング、塩梅、言い方、言う場面 …… 指摘はむずかしい。

される方、する方、どちらも決して面白くない。

長年勤めてきて、いまだこんなことで悩んだり迷ったりするって、私も進歩してないなあ。

そんな動画のPR文を書くのもいい加減疲れちゃって、いろいろブルーだわ。