たばこを吸う人たちはの肩身は狭くなる一方で、気の毒だと思わなくもない。
わが職場も、とうとう、「建物の外で吸う」ところまで進歩した。3階から1階まで、らせん階段を降り、夏は炎天下で、冬は雪をかぶりながら吸うことになる。
それでも、決して禁煙しないスモーカーの意志の強さは感動モノではある。
私は、たばこを吸う・吸わない、は本人の自由だと思う。たばこを吸いたい人は、どんどん吸えばいい。
でも、最近、嫌で嫌で仕方がなくなってきたことがある。
それは、「給湯所の三角コーナーに捨てられた吸殻」。
防火のため、水のある所に捨てているのだろうが、三角コーナーにネットをかぶせても、濡れて崩れたタバコは網目から流れ出る。
喫煙者は、ごみ出しの日にネットの処理はするが、排水口がドロドロになっていることには無頓着。なにより、給湯所は飲むためのお湯を沸かすところであり、湯呑みやコップがいっぱい置いてあるのである。そこで頻繁に、ニコチンを含んだものを捨てたり流したりするのは絶対すべきでない、と思う。
ましてや、このコロナ禍、くわえたものを大勢の人が使う場に無造作に捨てるのはどうなのか。
そもそも、仕事中に頻繁に喫煙すること自体、間違っている。
しつこいようだが、吸いたい人はどんどん吸えばいいのである。
だが、TPOを考えてほしい。それと、後始末は適切な場所で最後までやってほしい。
ずっと苦々しく思っているのだが、なにしろ私は吸わない人なので、黙っている。
喫煙者は、私のこの苦痛に全く気づいていない。