トモから「職場で嫌なことがあった」とのメールが送られてきた。
ハラが立って仕方がない、もう我慢の限界だ … メールが怒り狂っている。「だから誤字脱字、ゴメン!」なるお詫びまでついていた。
困った…
トモが怒っていることはよくわかるが、詳細がよくわからない。
どう考えてみても、怒りの対象になっている同僚にも言い分があるように思えるし。
その人が一方的に悪いと言うのは無責任だし。だが、職業柄、悪いのかもしれない。
つまり、私にはトモの怒りが十分理解できないのだ。
ということは、こういう場合、「どう返信したらいいのか」、全く困ってしまう。
無難にいくなら、トモに100%同調する。
正直にいくなら、「でも相手にも言い分があるかもよ」とやんわり伝える。
・・・だけどなあ、この怒りようじゃあ、「相手にも言い分が…」などと書こうものなら、火に油を注ぐ結果になるに違いない。
かといって、返信しないというのも種類の違う火が燃え上がりそうだ。
困った… こういう話は、正直、会ったときにしてくれると助かる。
たまたま目にした投稿文章に、スマホについて、こんな言葉があった。
「取るに足らぬやりとりを厳しいタイムラグで続け、『内容よりまず返事』というつながりを常態化させている若者が多いと聞く」
そうそう、「内容よりまず返事」。
発信する方も返信する方も、「内容よりまず送信・まず返事」なのだ。これに私はついていけない。ものすごくストレスがたまる。
投稿文には「昨今の日本人は、以心伝心・察しの文化が希薄になりつつある」とも書かれていた。
全くその通り。大いに共感する。
・・・とりあえず、トモへの返信に、私は頭を抱えている。
それを察してくれないかなあ… ムリか…