私の担当ネイリストKさんは、長い爪を嫌う。
以前、演奏会前に施術してもらったとき、「ということなので、今回は長めにして」と言ったら、「それはお勧めしない」と言われた。
長くすると、折れやすいから。
指先を使うと痛くなったりするから。
なにより、「鞠子さんは、あまり長くない方がいい」。その理由は「品がなくなるから」。
せっかくなので、毎回、違うカラーのジェルネイルをしてもらうのだが、Kさんは決して派手な色を推さない。
いつもベージュ系統で、ゆるくラメが入ったものを提案してくる。
さりげないけど遊び心もある…なるほど、確かにそんな感じ。
なので、施術には絶対的な信頼を置いていたのだが…
今日、電車の中で、派手な赤色のジェルネイルを施したとても長い爪の人がいて、思わず凝視。そのとき、ふと思ってしまった。
このお方、私の爪の倍の長さがある。
つまり、爪の長さの総計は、「私の両手がもう一組ある」のと同じことになるではないか(@ ̄□ ̄@;)!!
ということは、アートに要する薬剤一式「倍の量がいる」ということではないか(@ ̄□ ̄@;)!!
美容院だと、髪の長さによって、カラーやパーマの料金が違ったりするが、ネイルサロンにはそんな表示はなかった。
もしかして、長い爪を勧めないのはコストダウンなのか?
…だとしたらKさん、なかなかやるなあ。
「社員の鏡」ではないか。
しかし鞠子はん、「お品がいいから」などと言われて浮かれ、カモにされている?
…少々疑わしくなってきた。