ナミダのクッキングNo.2394 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

本日、歌舞伎座観劇日帰り弾丸ツアー。
3日前、急に思い立ってチケット手配した。

本日の演目。
①平成代名残絵巻
②新版歌祭文
③寿栄藤末廣
④御存 鈴ヶ森
⑤源平布引滝 実盛物語
⑥猿翁十種の内 黒塚
⑦二人夕霧 傾城指南所

昼の部・夜の部通しで観るとコウナリマスね。(←よっぽど物好き)

どれも色々思うところはあるのだが、あえて一点のみ。

―『無言の表現』のすばらしさ―

例えば②の久作娘 お光(←中村時蔵さん)。
愛する久松が、油屋の御嬢様 お染とともに去っていく姿を見つめるシーン。
異様に長いのである。
じっと見つめたまま微動だにしない。
だが、そのあと、一気に崩れ落ち、父にすがって号泣する。

それから、④の幡随院長兵衛(←演じるのは私のお目当て・中村吉右衛門さま)。
駕籠の中から権八VS雲助たちとの丁々発止を見つめるのだが、この間「まばたきしない」。
私は最前列、吉さまを目の前にガン観していたから間違いない。

そして、⑥の阿闍梨祐慶(←中村錦之助さん)。
安達原の鬼女(←これが市川猿之助さんなんだけど)と対峙する時の「憑かれた視線」に飲み込まれそうだった。

…てなことで、感動の1日を過ごしました(*´∀`)♪
…が、さすがに疲れたわ(--;)