10人以上の人々と一緒にお茶を飲んだ。
このお茶会、私は初めて参加。
今まで断り続けていたのだが、今日はどうしても出ねばならない理由があり、やむを得ず。
ただ、メンバーのなかに前から一人、気になっている男性がいて、席が近くなればいいな、という下心はあった。
なぜ気になっていたか、というと、「物静かで上品な男性」だったから。
こういうタイプの人、私のまわりにはいない。
何をしている人なのか、この上品さはどこから生まれるのか、是非リサーチしたかったから。
喫茶店はかなり混んでいて、バラバラに座らねばならないことになった。
三々五々集まってくるので奥の席から詰めたところ、運よくその男性と二人席になった。
そして、ひょんなことから彼が「BACH好き」ということが判明したのである。
さらに「オルガンを弾く」、ということも…(@ ̄□ ̄@;)!!
以後BACHの話で盛り上がり…
盛り上がるはずで…
当然、大盛り上がりで…
ところが意外なことに、そうはならなかった。
正直、途中で退屈になってしまったのである。
早く終わらないかな、とまで思ってしまった。
なぜだろう。
音楽トモとなら、いつまででもBACHの話で盛り上がるのに。
あとでいろいろ考え、気づいた。
その人にとってのBACHは「知識」であり、私のとってのBACHは「感覚」だからだ。
その人のBACHは「勉強したもの」であり、私のBACHは「耳から入ったもの」なのだ。
そこまで考えて、今さらまた発見した。
そういえば、私の先生は音楽を「知識としては教えない」ということを。
「初めて話の合う人を見つけました」と、上品な彼はニコニコしていたが、私はすっかり興味が失せてしまった。
ゴメンナサイ\(__)